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兵庫県香美町の香住漁港で今季初となるベニズワイガニが水揚げされたという話題を取り上げました。西の方の人はいいな。早くベニズワイガニが食べられてなどと言っていましたが、どうも勘違いをしていたようです。 我が故郷富山でもベニズワイガニが水揚げされていました。9月1日に漁が解禁され2日に初セリがあったということですから、日本海側沿岸で1日一斉に解禁になったということのようです。 どうも私は頭に「紅(ベニ)」とつかないズワイガニ(本ズワイ)の漁期と取り違えていたようです。高級食材の「本ズワイ」など、ここ数年口にしたことがなくて、カニといえばもっぱら「紅ズワイ」のことを指すというのに、まったく情けないというか、恨めしいことです。 私は富山県の西部に位置する高岡市在住ですので、お隣射水市の新湊漁港へは車で30分余りで行けますので、漁港へ行ってズワイガ二を・・・ではなかった、ベニズワイガニを堪能してこようかな。 漁港のセリというとたいがい早朝と決まったものですが、新湊漁港では午前中になって水揚げされた魚介類もその日のうちにセリにかける「昼セリ」が行われることで有名です。この「昼セリ」見学とカニ小屋で茹でたてのベニズワイガニを堪能できる観光コースがセットになっていて、大人気だとか。 今度の週末は新湊漁港へ行くとしましょう♪ 「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。 まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。 はじめに 小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。 「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」 そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。 ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。 ・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。 日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。 そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。 「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。 まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか? 飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。 酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。 世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。 ぜひご一読いただければ幸いに存じます。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年09月13日 11時50分04秒
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