カテゴリ:ひとり言
普段何気に飲むコーヒー。コーヒーを1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るということです。 発表したのが国立がん研究センターや東京大などの研究チームということです。公官庁や有名大学には弱い日本人のことです。国立がん研究センターや東大と聞けば、ほぼ100%間違いないという気持ちになりますよね。 昔は胃腸を壊すだとか、カフェインを取りすぎるのはよくないとか言われたものでしたが・・・。いや、私らが子どものころは、喫茶店に入ってコーヒーを飲むなどということ自体、退廃的で不健康なことであると後ろ指を指されたものです。 私がその"退廃的"な喫茶店に初めて入り、本格的なコーヒーを飲んだのは大学1年生の春。すでに40年以上も月日が経ってしまいました。私は名古屋で学生時代を過ごしたのでしたが、このときすでにモーニングセットというのがあった。不思議なのはお昼時になっても、モーニングセットを注文できたこと。 厚切りのトーストにたっぷりのサラダ(トマト、レタス、キャベツ、タマネギ、キュリ、それになぜか缶詰の白いアスパラガス2本がついていた)、それにオムレツ(卵2個は使用していたと思われる)がついてきて、料金はコーヒー1杯の値段。当時250円(当然のことながら消費税なし)というのは、貧乏学生にとって魅力的過ぎましたね。(笑! かくして私はコーヒーの味をモーニングセットのお得感とともに覚えたのでした。以来、1日3~4杯は間違いなく飲んでいますから、心臓や脳血管、呼吸器の病気の危険性は4割方回避されているのでしょうかね? もっともこのとき、コーヒーといっしょにアルコール(ビール)の味も覚えた口ですので、こちらの方はあえて1日何杯とは言いますまい。これでずいぶん相殺されているのではないかとは思っています。(笑! 「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。 まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。 はじめに 小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。 「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」 そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。 ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。 ・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。 日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。 そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。 「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。 まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか? 飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。 酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。 世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。 ぜひご一読いただければ幸いに存じます。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年10月08日 11時50分07秒
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