カテゴリ:今日あったこと
ついこの間までそれ桜が咲いた、やれ散ったなどと言っていたのが、4月も終わりになれば、今度は大型連休をどう過ごそう。ずっとコロナ禍で我慢してきたのだから、今年こそはどこそこへ出かけようなどとネットの予約サイトとにらめっこしている方多いことでしょうね。 当地北陸富山はあえて言うまでもなく米どころ。まあ米どころといっても農家の方は100%と言っていいほど兼業農家ですから、この連休中父ちゃんの勤め先の休み利用して田植えを済ましてしまうのが例年の慣習でした。 ところがあまり早く田植えをすると、苗の成長が芳しくないとかで良質な米(一等米)がとれないということで、十分気温が上がる5月中旬から下旬に田植えをするようにとの農協の指導が徹底されるようになってからは、大型連休中に田植えをする農家の方は少なくなっているようです。 しかし窓の外に広がる田んぼの様子は、すっかり田起しも代掻きも終わり水が満々と張られ、いかにも田植えを待つばかりとなっています。 この田んぼの農家の方は、大型連休中に田植えを済まそうと考えておられるようです。 過日、農道から国道に出ようと信号待ちをしているとき、農道沿いの農家の庭先に白い花をたくさんつけている木が目にとまりました。 もしかして、これが卯の花かなと思いを巡らしていたら、「キョキョ、キョキョッ」という大仰な鳥の声が聞こえて来るではありませんか。目を凝らして探してみたのですが、鳴き主の姿を見つけることは叶いませんでした。 卯の花の匂う垣根に ほととぎす早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ 恥を顧みず言いますと、この時期に咲く白い花が卯の花であることも、ホトトギスいう鳥の名前こそ知っていましたが、それががどのような姿をした鳥かという知識もありませんでした。 それでも「キョキョ、キョキョッ」という鳴き声が、卯の花とホトトギスを結びつけてくれましたね。 ・・・「夏は来ぬ」か。卯の花が咲き、ホトトギスが鳴いている。なるほど、夏がやって来たのだなと。 さみだれのそそぐ山田に 早乙女の裳裾(もすそ)ぬらして 玉苗(たまなえ)植うる夏は来ぬ しかし、昨今では早乙女が裳裾をぬらす風景を見ることは叶いませんね。勤めを休んだ父ちゃんの操作する田植え機が泥を跳ね上げながら、粛々と苗を植えていくばかりです。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年04月28日 11時50分07秒
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