カテゴリ:トピックス
9月に入って10日も経とうというのに、例年にない厳しい残暑が続きます。しかし、自然は少しづつ秋の準備をしているという話題。わが故郷北陸富山より、”小さい秋みつけた”。 富山県南西部に位置する砺波チューリップ公園のコキアが深紅から茶色へと色を変化させ、見ごろを迎えということです。 はて、コキア?草木や花には全く暗い私ですので、コキアといわれても皆目見当がつきません。 和名はホウキギと聞いて、ようやくどんな草木なのかイメージできました。和箒(わぼうき)の材料として使われてきた木がホウキギ、コキアというわけです。 同時に配信されている写真に写っている子供とと比べると、もっこりと茂っているコキアの大きさがわかりますね。おそらく乾燥させた枝を適当な長さに数本重ね合わせて元を縛って、箒(ほうき)として使用するのでしょう。ゆえに和名ではホウキギ(箒木)と呼ばれる。 漢字で「箒木」と書くと、高校の古文の時間を思い出しますね。源氏物語を読ませられたのは確か高校3年の時ではなかったか。夏休みに設けられた補習授業の時間に、汗をふきふき、「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に・・・」と、やったものです。ずいぶんと難儀しましたね。(苦笑! 「箒木」は、たしか有名な「桐壷」の章の後に続くいわば第2章のはずですから、きっと読まされたに違いないと思うのですが、内容は全く記憶に残っていません。そのあとの「夕顔」の章は、どういうわけか今でもはっきり覚えているのですが。(笑! 「箒木」では、主人公の平安の貴公子は、17歳~18歳になろうかというころのこと。このときすでに恋の遍歴が始まっていたと「箒木」には記されていますから、1000年後に同年代の青年が、熱い夏休みの補習授業にそれをうんうんうなって読まされたというのは、今から思えば紫式部もずいぶん罪なことをしてくれたものですな。(笑! 砺波チューリップ公園へは、会社から車で10分もかからず行けますから、色づいたコキアを眺めに行こうと思っています。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月11日 11時50分09秒
[トピックス] カテゴリの最新記事
|
|