カテゴリ:トピックス
お国が変われば食生活や食習慣も変わって当たり前のことでしょうが、興味深いトピックスを見つけました。 欧米人が受け付けないアジアの食べ物ベスト8. ウエブトピックスより、 欧米人が受け付けないアジアの食べ物、「二度と食べたくない」ものも 記事にあげられていたその「二度と食べたくない」ものをまずそのまま転記します。好んで食べる側からいえば、そりゃ~、食わず嫌いというものだろうということになるのでしょうけれど・・・。 1、フルーツの王様「ドリアン」 2、「納豆」 3、「ジャコウネコ珈琲」(コピ・ルアク) 4、「亀苓膏(亀ゼリー)」 5、「鶏の足」 6、「ピータン」 7、「ハブ酒」 8、「はちのこ(蜂の子)」 やはり「納豆」があがっていましたか。欧米人いわく「日本人は腐った大豆を喜んで食べている」と。私もとりわけ喜んで食べている者の一人です。(笑! しかし、こうやってみると「納豆」こそ普段よく食べているものの、それ以外の7種類の食べ物は、まったくと言っていいほど口にしたことがありません。とりわけ「亀苓膏」などは聞いたこともありませんでした。(亀ゼリー)と注釈があるので、かろうじてどういうものか想像できますが、積極的には想像したくない食べ物です。(笑! フルーツの王様「ドリアン」は有名ですが、私は食べたことも臭い("匂い"か"臭い"か迷うところです)を嗅いだこともありません。"匂い"なら文字どおり王様でしょうけれど、聞くところによると、腐った雑巾のような匂いといういう人がいるそうですから、そんなものを好んで食べようという気になりません。 鶏は肉の方こそ普段お世話になっていますが、足となるとどうも・・・。中華料理のスープを取るというのなら分かりますが、いったいどこをどう食べたら(かじったらと言うべきか・・・笑!)いいのだろう?3本に分かれた指先が目に焼きついて、夢に出てきそうです。 「ピータン」は中華料理の前菜に盛ってあったものを知らずに食べたことがあります。匂いは気になりませんでしたが、ずいぶん塩っぱかった記憶があります。ゆで卵の漬物のような感じでした。 「はちのこ(蜂の子)」は、日本の山間部で良質のタンパク質として食べられていると聞きます。当地富山は山の幸も海の幸にも恵まれた豊かな土地柄ですが、どういうわけか「はちのこ(蜂の子)」は小さいころより食べたことがありません。 「ハブ酒」も、当地では「ハブ」が「マムシ」になりますけれど、わざわざ理科室の標本と間違えるようなことをしなくてもと思いますね。私なら焼酎をそのまま飲むだけで十分美味しいですし、気持ちよく酔えます。(笑! 「納豆」以外で唯一積極的に口にしてみたいと思うのは、「ジャコウネコ珈琲」(コピ・ルアク)でしょうか。ちょっとやそっとでは口にできない高級品ですからね。焙煎して挽いてしまえば、前歴がどうであったかなど不問にしていいでしょう。芳醇なコクと香りを楽しみたいものです。どうしても"香り"が気になるという人、神経質というものですぞ。(笑! こうやってみると、私はアジア人というものの意外と欧米人の食習慣に近いと言えるのかも知れません。ただし、納豆は「毎日食べても飽きない」ところをみると、生粋の日本人と言えそうです。日本人に生まれて良かったとつくづく思います。 「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。 まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。 はじめに 小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。 「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」 そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。 ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。 ・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。 日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。 そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。 「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。 まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか? 第一部「酒」編 「過ぎたるは及ばざるがごとし」 古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。 「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。 このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。 大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。 3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか? しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。 すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。 確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。 あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。 飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。 酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。 世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。 ぜひご一読いただければ幸いに存じます。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月20日 11時50分07秒
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