「STAP」細胞と「STAMP」技術
先進科学技術立国の日本が、またまた世界の常識を打ち破る画期的な新技術の発明に成功したと、どういうわけか中国のメディアが伝えています。いかなる大発明かと心を躍らせて記事を読めば、これが「STAMP」技術というではありませんか。・・・なんだ、またあるかないかの「STAMP」細胞かよと思いかけましたが、待てよ、あれは「STAP」細胞だったか。よく見れば「M」が付いている。ウエブトピックスよりカメラ大国の日本が大発明 科学反応も撮影できるようになる=中国メディア「STAP」細胞とは、「Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency」の英語の頭文字を取ったもの。刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞のこと。刺激の誘引によって多能性を獲得した細胞という意味から命名されたのでしたね。ところで「惹起」を字引で調べると、確かに「惹起する」と動詞形にすれば、引き起こすという意味になりますが、名詞の「惹起」は、事件や問題を引き起こすことという意味になってしまいます。まったくぴったりその通りの名前をつけたものですな。(苦笑!一方「STAMP」とは、「Sequentially Timed All-Optical Mapping Photography」のこと。連続的全光学写像撮影技術とでも訳すのでしょうか?いわゆる超高速撮影の新技術のこと。ところがこの「STAMP」技術、従来の高速のカメラの1,000倍以上、4.37兆分の1秒ごとの撮影が可能というのです。光のように高速な物体すらスローモーションで撮影することができるというではありませんか。そこで、俄か科学ジャーナリスト( ← 私のことです )が考えたこと。理研では「STAP」細胞の検証実験が行われているということですが、その「STAP」細胞の再現実験の一部始終を「STAMP」技術で撮影したらどうだろう?映像を切り貼りしたのではないかと疑われているあの「STAP」細胞が、緑色に輝き出す瞬間を「STAMP」技術で撮れたなら、「STAP細胞は、あります。STAMP技術で撮れました」って、笑顔で言えるのにと思ったりしています。・・・ダメか?(失笑! ◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**