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昨晩遅くまで友人らと飲んでいた時、偶然この本と出会いました。。
「メメント・モリ 死を想え」 藤原新也 著 写真家・藤原新也さんの死生観を写真と言葉で綴った、 圧倒的な説得力を持つ詩文写真集です。 MEMENTO-MORI この言葉は、ペストが蔓延り、生が刹那、享楽的になった中世末期の ヨーロッパで盛んに使われたラテン語の宗教用語である(本文より) この本に書かれている、ある散文に心が動かされました。 肉親が死ぬと、殺生が少し遠ざかる。一片の 塵芥だと思っていた肩口の羽虫にいのちの圧 力を感じる。草を歩けば草の下にいのちが匂 う。信仰心というのはこんな浅墓な日常のい きさつの中で育まれるものか。老いた者の、 生きものに対するやさしさは、ひとつにはそ の人の身辺にそれだけ多くの死を所有したこ とのあらわれと言えるのかも知れない。 近ごろ、あらゆるものに生命のエネルギーを感じます。 いけたお花は真直ぐには伸びず、太陽を求めて窓に向かいます。 玄米や豆も水につけておくと、時々発芽しています。 家に住んでる蜘蛛も、止まったり動き出したり、いつも忙しそうです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月01日 02時08分31秒
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