カテゴリ:姉のこと
ボランテアが終わり、帰途姉の通う『デイ』を覗いてみる 帰りの前に利用者さんたちが歌うことは知っていた ひときわ大きな歌声が 姉だった。 廊下をそうっと歩いていくといち早く職員に見つかった。 つずいて姉が nohohon! 嬉しそうに近づいて ああ~~疲れたわ、しんどいの お出かけしたの? 今日はバラ園に 良かったね。 それには応えず席に着き 再びうたいはじめた。 また、突然 nohohonに聞きたいけど私の絵てがみの束もって帰ってないか ええ??持って帰ってないよ どこ探してもないねん はいはい、もう帰るんやで 上着を脱いだり着たり落ち着かない あんたも乗るのか? 乗らないよ。nohohonは原チャだから そうか、ほなバイバイ 10分ほどの間だったが終始笑顔で嬉しそうにしていた。 その姿は『姉』ではなく『利用者さん』=『認知症者』だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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