さこくんの『日々の、つぶやき』　(-。-)ﾎﾞｿｯ

私達..おっさんの世代で、プロレス者にとって

ＩＷＧＰと言えば..新日本プロレスのアントニオ猪木が

当時、乱立していたプロレスの、統一チャンピオンを決めようと

後だしジャンケンで提案した、インターナショナル、グランプリ

全世界のプロレス団体に、統一を呼び掛けるとして..

世界最高のプロレスのチャンピオンを作る！　って話でしたが

当然の事ながら、当時..新日本プロレスとライバルだった

プロレス界の老舗..ジャイアント馬場が率いる　全日本プロレスは

勝手な、後だしジャンケンの話に、乗る訳も無く..完全に無視！

仕方なく、アメリカのプロレス団体ＷＷＦと提携して

ＩＷＧＰのチャンピオンを決定すべく、ハルクホーガンを招いて

決定戦を行うのですが..新生のハルクホーガンをスターにしたかった

新日本プロレスと、ＷＷＦの合意の元に..プロレス史に残る汚点

アントニオ猪木..舌出し失神事件が起きてしまうのですが..


私が今夜..問題にしてるのは、石田衣良原作の　ＩＷＧＰこと..

池袋（Ｉ）ウエスト（Ｗ）ゲート（Ｇ）パーク（Ｐ）　ＰＡＲＴ－８


かって..ＴＢＳで『池袋ウエストゲートパーク』として、ドラマ化されて

主人公の真島誠 - マコト（長瀬智也）　安藤崇 - タカシ（窪塚洋介）

この二人のキャラクターが強かった為に..未だに小説を読むと

私にとって..マコトは長瀬智也の演じた、キャラがイメージを持つし

タカシ（窪塚洋介）は..クールで、Ｇボーイズに君臨する王様！


今回、文庫化された『非正規レジスタンス』は..

ワンコール、ワーカーの　働く恐怖を描いてます！

ワンコール、ワーカーとは..文字通りに　携帯のワンコールで

仕事にありつく、派遣業務登録者の事を言います。


この物語の主人公は..派遣で働き、何時かは正社員となって

窮屈なネットカフェの狭い椅子でなく、足を延ばして寝れる生活

そんなささやかな希望を夢見る..礼儀正しい貧乏人の芝山智志

智志は、知り合ったマコトを、健康保険証を持ってるというだけで

「やっぱりうえの階級の人は違うな！」と称賛するのだった..

その癖..ホームレスは忌み嫌っていて、一緒には、されたくない

そんなちっぽけな、プライドのみで、智志は生きていた。


読み終えて色々と考えました、深刻なワーキングプアの問題や

住所も無く、派遣のワンコール、ワーカーに成らざる追えない現実

１度、ワンコール、ワーカーになってしまったら、抜け出せない！

私が一番..感心を抱いたのは..人々はホームレスを嫌うけど

いつ、だれが？　ホームレスになってしまうかは、分らない！

そこには、明確な線引きも無いし、保障なんて最初から無いんだ！！


そんな、実生活にとっても..真剣に考え直す良い機会でしたＷ