さこくんの『日々の、つぶやき』　(-。-)ﾎﾞｿｯ

恩義ある方が、お亡くなりになりました


20数年前、出会いはサテンのマスターと客でした

年齢は一回り離れていたけれど、何故だか気が合って

友達のようなお付き合いを、させて頂いてました。


小さな頃から、子供たちもとても可愛がって頂きまして

そのうちに、うちの店でお袋とも仲良くして下さいました。

親父と不仲だった私は、その人を親父のようにも思ってました


こんな私ですから、色々とご迷惑もお掛けしていたかも？

それでもサテンを辞められるまでは、近く親しい関係でした。


お店を閉められてからは、中々お会いする事が出来なくなって

昨年の夏ごろだったか？　ガンで手術をして退院されたと聞き

ご自宅へと飛んで行きまして、教えて下さらなかった事へ

恨み言がましい事も言ってしまいましたが、成功したって事で

冗談も言えるような、元の関係に戻れたと思ってました。


昨年の末…ガンが再発して、また手術をされて入院と聞き

今度は直ぐに、病院へと駆けつける事が出来ました。


お見舞いしてから、約半年…様態が気になりながらも

なんと言って連絡して良いのかも分からないまま

昨日…お亡くなりになったと、携帯に連絡がありました。


さっき…奥さんと一緒にお通夜に参列させて頂きました

式後に拝見させて頂いたお顔は…とても小さくなっていて

泣かないと決めていたのに、涙が流れてしまいました。


私の親父が亡くなった時…お通夜に来て下さり

帰り際に少しだけ厳しい声で…

「親父さんをしっかり送ってやれ！　蝋燭の火を消すなよ」

そう言って、今度は微笑んで下さった顔を思い出します。