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カテゴリ:T-POP・アジアンエンタメ
昨日なにげに見てたNHKの討論番組
放送記念日特集 激震 マスメディア ~テレビ・新聞の未来~ が微妙で面白かったです。 内容は『ネットの普及によりアメリカで新聞やテレビ局の倒産がおきていて、その波が日本にもやってくる。今後の日本のマスメディアのあり方はいかに~!!!やんややんや』というものでした。 あえてテレビ側の人達と分類するけど、なんだかもう、思考が終わっちゃってる感がありありとしてて、かわいそうでした。 「これからは視聴者の意見を取り入れた番組作りをしなきゃ」 と、Twitterを活用するのはいいんだけど、そんなことは韓国がネットを利用して7・8年も前からやってるじゃん。 (韓国のドラマの脚本がコロコロ変わるのはこのため) そして、あまりにもテレビという「手段」に固執してて、この業界の先細りは時間の問題だって思えました。 昔多くの部下を抱えてた頃に「目的」と「手段」についてよく話をしました。 例として槍玉に上げていたのが公務員。 公務員は「市民の幸福を実現する」のが目標で、そのための「手段」として必須のルーティングワークを行っているのだけど、いつしかルーティングワークをすることが「目的」になってしまって、そこから制度疲労を起こしちゃうのです。 ちょっと一方的な見方かもしれませんが、官僚や公務員は「手段の目的化」をやっちゃって、クリエイティビティーのない仕事の仕方をしているのがサクサクの印象です。 マスメディアについても同じことが言えて、「正しく伝える」ことが目的なら、この目的達成のための手段はなんだっていいはずなんです。 過去の100年ほどはテレビやラジオ・新聞が強力な「手段」だったのだけど、技術革新でそれらを超えた、または超えるであろう手段であるネットが登場したのだから、シフトすれば済むだけのことです。 実際のところは既存の権利を失いたくない輩が足かせとしてブレーキとしてパラダイムシフトの阻害要因になるのだろうけど、阻害に労力を使うならシフトに全力を投入した方がいいはず。 変化に対応できたものが生き残る のが生物の原理なんだから。 ついでに言っちゃうと、サクサクは現状のTVに不満足ありまくりです。 要望としては ・完全VOD化 ・CMは番組の前後に固めちゃって! の2つかな。 VODは「Video On Demand」で、要はアクセスすると番組が見れちゃうシステム。 韓国が7・8年も前からドラマをこの方式で課金配信していて羨ましかったのですが、それをTVでやって欲しいのです。 昨日の討論で、通信会社は過疎地にはインフラ整備しないとか、お偉いさんが言い訳してたけど、新東京タワー立てる予算があるんなら出来そうな気はするけどね。 日本中、いつでもどこでもTVからアクセスすると、過去の番組も含めて好きな番組が見れちゃうなんていいと思いません? そうすると、録画なんてする必要がないから、周辺機器の価格分もインフラ整備に回せるし、メディアの進化に振り回されることもないし、コピー制限なんて貧乏臭いこともする必要はないしね。 実現するとツタヤが潰れちゃうかもだけど・・・。 コレが実現するなら、月に1万円はらってもいいかも。 いまだってNHKとスカパーで計1万円ぐらいにはなってるし。 もう一つの約15分おきのCM。ウザくないです? 泣けるドラマなんか見ててCMが入ったら興ざめ過ぎます。 韓国では番組の前後にしか入らないから、コレに慣れちゃうと、ホント日本式はイライラします。 広告効果の低下が懸念されるっていうけど、韓国ではそんなデータは出てないようだし、逆に番組途中に入るCMがデメリットとして働いて、テレビ離れを助長しているかも知れないよね。 今更飛脚に手紙をあずけたり、馬車で移動したりすることが無いように、変化を受容しなければ既存のメディアは間違いなく消えてなくなることでしょう。 というわけで、死にたくなければ変わってくださいな。 既存メディアさん達! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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