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カテゴリ:つれづれ
土曜の午後、十数年ぶりに大学の講義を受けました。
といっても、一般的な学校法人の大学ではなくNPO系の大学です。 その名は ひろしまジン大学 http://hirojin.univnet.jp/ 授業は硬軟3タイプありましたが、今回選択したのは はじめてのNPT~核拡散防止条約のいろは~ 度々訪れるバンコクでは国際都市という性格上、数カ国の人と交流するため、必然的にサクサクは日本代表になってしまいます。 その場面の多くで広島人として認知され、少なからず過去の惨劇や現在の広島についての質問を受けます。 そんな機会が多いこともあって、NPTについて見識を広めようと思って受講したのですが、ぶっちゃけ非常にためになりました。 まずはすべての広島市民に県民に、そして日本国民に、最後には全世界の人に受けて欲しいほどすばらしい内容でした。 日常生活では直接感じることのできない核の脅威、実戦配備されているものだけで7900発の核ミサイルがあり、いつどんなタイミングでスイッチが押されるかわからない状況。 講師でいらしていた広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパー氏の 現在は第2次世界大戦後ではなく、第3次世界大戦前だ との言葉が非常に印象的でした。 氏いわく、影響力を持って活動するためには、資金力が重要で、かつメディアの活用が重要とのこと。 まったくそのとおりだと思います。 もし、既存のメディアに利権や既得権益が絡むようであれば、Ustreamでの生中継と連動したTwitterを活用しての討論・ブレインストーミングを積極的に活用すればよいでしょう。 小学生の夏休みの自由研究用に動画を作成して、アーカイブを残しておいたりしても、試みとしては有益だと思います。 さて、『ひろしまジン大学』について思うところを少し。 実は数年前から再び大学に通いたいと思っていました。 後悔先に立たずで、大学在学中はアーチェリーばっかりしていたこともあり、ほとんど勉強しなかったため、今になって妙に勉学欲が湧いてきていたのです。 バンコクの大学か韓国の大学に留学しようかなとも思ったのですが、事業を中断してまで留学するのは現実的ではないため、行動に移さないでいました。受験勉強もしないといけないし。 そんな折に出会ったのがこのプロジェクトでした。 各種専門学校では実学しか学べないし何よりお金がかかります。 リアルな大学にいくには越えるべきハードルが高すぎます。 だから『ひろしまジン大学』はまさにソリューションだったわけです。 また、広島というセグメント化も非常に面白いと思います。 通常、セグメント化するとそれに伴う他のセグメントに対する遮断が起きてしまうのですが、ヒロシマという街の特性上、グローバルなリレーションシップも構築できるからです。 NPOではなく会社としてマネタイズもしっかりしていく方がわかりやすくて好きなのですが、問題はミッションやクレドなのだから、たいした問題ではありません。 集客・集金(集人か?)には常々FCバルセロナのソシオ制度を応用してみてはどうかと思っています。 NPOであれ会社であれ活動資金が必要なわけで、費用に対する満足が十分であれば資金提供するでしょう。 ここで大事なのは『ひろしまジン大学』に帰属することに、ステータスを感じ価値を見出すことができるかどうか。 その点では、現状の「コミュニティサポーター」などの支援制度の訴求が弱いと感じます。 個々の財布の紐を緩めるということはマネタイズなわけで、マーケティングの視点も不可欠です。 たとえば、ソシオの応用で家族ソシオ・子供ソシオなどと枠を広げて巻き込んでいけば、活動費も収集しやすくなるでしょう。 なにはともあれ、 一生大学生でいられる なんて魅力的でしょ? 興味のある方はサイトにアクセスしてみてくださ~い。 きっといつか、サクサクのマニアックな韓国時代劇の授業がはじまるはず・・・ それとも、タイのミュージックシーンについてかな (冗談です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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