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2011.05.18
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今日もYozohを聴きながらまったりしてるさくさくです。


さて、以前から思っていた「声調言語の音楽的限界」について綴ってみます。


さくさくといえば「タイに出没」と思われている昨今ですが、最初にかかわり始めたのは実はベトナム。
バンコクに通う前はサイゴンに通っていました。


ベトナム語は6つの声調を持つ言語。
はっきり言って習得しようと気さえ起こりませんでした。
なので仕入れで必要な数字と、食事のオーダーができるだけです。


その後タイに行くようになって、いくらか単語を覚え始め、本格的に声調言語であるタイ語のロックやポップスを聴くようになりました。
実際に話してみればわかるのですが、声調言語はそれ自体が音楽で、単語が持つ音程を外すと意味が通じなくなります。

たとえば日本語の「雪」という単語だと、京都あたりだと共通語とは発音が違いますよね。
前者のイントネーションは前の「ゆ」にきます。(よね?)
これを声調言語でやっちゃうと意味が通じなくなるのです。


英語や日本語・韓国語などは比較的自由な音程に歌詞を当てはめることができるけど、声調言語だとそうは問屋が卸さないわけです。
声調による制約が始終つきまとってきます。


曲のスピードも然り。
ゆっくりした曲であれば声調言語でも比較的簡単に歌詞をはめ込むことはできますが、速い曲の場合には声調が崩れて


なんじゃそりゃ?


ってなっちゃいます。


たとえば・・・


世界最速じゃない?


って思ってる韓国のラッパー「Outsider」の曲を聴いてみてください





1:49あたりから超高速



こんな芸当、タイ語使いのラッパーにはできません。
非声調言語の場合、高速になりすぎて音程のコントロールができなくなっても意味は通じます。
シならシの音でずっとラップしても意味がわからなくなることはありません。

けれども、声調言語ではもともと小刻みに音程のコントロールをしなければならないため、高速になってコントロールが利かなくなると、まったく意味がわからくなってしまうのです。
声調言語は声調の維持が必須であるため、音楽に乗せたときの時間当たりの限界語数が少なくなるのです。


常々、声調言語には限界があると言っているのは上記の理由からです。
ただし、実際には限界すれすれや超えてしまっている楽曲も無きにしもあらずです。
けれども、年配の方が聴くとものすごく違和感を感じるそうです。
きっと、若い人のなかには


かっこいい声調の崩し方


というのがあるのでしょうが、さくさくの言語レベルではそのあたりはワカリマセンしょんぼり




声調言語の曲に非声調言語を当てはめる。
たとえば、タイの曲に日本語や韓国語を当てはめた場合、問題は起きないのですが、その逆の場合には曲のスピードが速ければ速いほど問題がおきやすいです。

専門家ではないのでこまかい細かいことはわかりませんが、タイ語の楽曲を作るときには、歌詞の音程にあわせて曲を微妙に変えたりします。
アジャストするように作曲するといえばわかりやすいでしょう。
これについては、現場で目の当たりにしたし「曲を変える必要ないじゃん?」の問いへの返答でもありました。

タイ語では、歌詞が決まっていると、必然的に音程も決まってしまいます。
だから、もともとある日本の曲にタイ語を当てはめると、アジャスト感が減りムリヤリ感が出てしまうわけです。
(昴や北酒場のようなそう速くないテンポのものは大丈夫ですが音符


声調言語の音楽だけを聴いていると気が付かなかったことですが、それぞれの言語が持つ音程やリズムなどの特性はとても重要なファクターで、そこから曲ができていることにようやく気付き始めました。

タイならルークトゥンやモーラム、韓国ならパンソリと、言語特性がそのまま現れたような楽曲ジャンルがありますが、これらが一番言語的には無理のない曲調ですよね?
現代の音楽は欧米から輸入した曲調に現地語の歌詞をつけたハイブリッド。
料理で言えば洋食のようなものです。
文化の衝突から新しいものが生まれているわけです。




~つづく~








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Last updated  2011.05.18 18:15:15
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