韓国ではLGやアシアナなど数社のCMのBGMに起用されたり、タイではホアヒンのジャズフェスティバルに呼ばれたりと、各国のコアファンに人気のインドネシアのバンドMoccaってご存知？
日本でも多少認知されていると思います。


インドネシアのバンドだけどすべて英語。
ジャンルはスウェーディッシュ・ポップっぽいって説明するひとが多いけど、サクサク的には日本の俗に言う渋谷系を焼き直した感じに聞こえます。
それと、モータウン。スプリームスのダイアナ・ロスや、８０年代のトレーシー・ウルマンあたりを彷彿とさせる感じです。


ぶっちゃけ、ちょっと甘すぎるんですが、ボヘェ～と聴くにはちょうどいいのかもしれません。
以前Yozohを紹介しましたが、韓国では弘大系の人たちが食いついたのではないかと思います。








インドネシアでは未だに渋谷系という言葉が生きてます。
海を超えて渡った文化のほうが長生きするのはよくあることで、アメリカでロックと言わなくなって久しいし、ブラジルでボサノヴァはすでに死に体だけど日本では愛好者が多いですよね。
同じように、各国のミュージシャンが未だに認知しているんです。


ぼくの感覚では渋谷系とは狭義でフリッパーズ・ギターと言っても差し支え無いと思うのですが、彼らがバカラックなどのアメリカの音楽をリメイクしたように、他のアジアの国では彼らをさらにリメイクしているのではないかと思います。
焼き直しの焼き直しって感じです。（←良い意味でね）


Mocca自体にその意識があるのかは定かではありませんが、結果として先述したスプリームス、トレーシー・ウルマン、フリッパーズ・ギターなどをごちゃまぜにして割るとできちゃいそうな音楽だと思うんです。
聴いてみると感じがつかめると思います↓









それにしても、惜しむらくはすべて英語で歌ってるところ。
インドネシア語で歌ってたら完全に食いついたのにな～。