自分の本業はタップダンサーなのですが、ロープウェイが好き過ぎて2年前に蔵王ロープウェイの冬季準社員として三カ月半働いてみました。そして今季も働きに行った次第ですが、タップダンサーの加藤信行氏から連絡があり、蔵王に来ると言うのです。彼は日本全国にいるタップダンサーを訪ねて一緒に踊る旅をして、その動画をYOUTUBEにアップしていまして、自分が蔵王にいることを知って一緒に踊ろうというのです。自分は山形県民じゃないし、蔵王にいる理由はロープウェイなので、どうせならロープウェイの施設の中で踊りたいと思い、部長さんにダメ元で相談したら、なんと快くOKを頂けました。営業中はお客さんがいるので、従業員が来る前の朝6時半に山麓ホームへ行き、30分ぐらいで撮影しました。撮影が終わり、朝8時に試運転便が上がり営業開始。この日は自分はお休みでしたが、普段自分は山麓線の樹氷高原駅という上のホームに勤務していまして、朝の1時間ぐらいは上りのお客さんだけで下りの方はまだ誰も乗り込んでいないのを知っていたので、その時間ならロープウェイの中で踊れるかもしれない!と思い、部長さんにちょっとそんなことをやってみたいと言ったら、これも許可してくださいました。上りはお客さんと一緒に上がり、到着したら、車掌さんしかいない下り便にサッとタップマットを敷いて、山麓駅に到着する7分間の間にカメラを設置して踊るというのを2回繰り返しました。大好きなロープウェイの中で自分のライフワークでもあるタップダンスを踊れるなんて夢のようでした。蔵王ロープウェイ株式会社さまのご理解と、こんなチャンスをくれた加藤信行氏に感謝いたします。
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