ロープウェイのおまけ 循環式?
グリコなどのお菓子のおまけ系にもロープウェイは稀に存在します。だいたいは把握しているつもりですが、それでもまだ見たことがないモノが出てくることがあります。今回新たに入手したのがコレです。木製で金属も使われていて、赤く塗装されているのはグリコのおまけの特徴の一つでもあり、「グリコおまけ型録」を見ると1953年から57年頃に制作されたものに多く見受けられます。ただ5000点カラ―ページで掲載されているその本でも載っていない物もけっこうあり、このロープウェイも載っていませんでした。所詮おまけなので造りが大雑把なのはしょうがないのですが、このゴンドラの形状を見ると交走式というよりは循環式ゴンドラをイメージしているように感じます。特にハンガー部分のところが凝った作りになっていることがわかります。自分が所有している他のおまけは滑車ひとつで補っていることを見ても、このおまけのハンガーと走行器が独特であるのが理解できます。実際の3線自動循環式が登場するのが1956年の蔵王登山ケーブル(現在の蔵王スカイケーブルの前身)なので、その辺をイメージしたのだろうか?