巡る季節を楽しみながら・・・

恵那の山荘から慌ただしく帰ってきて、夜の部17：00開演の歌舞伎を観てきました～～

6月30日から全国25都市を巡る（社）全国公立文化施設協会主催　東コース松竹大歌舞伎

演目は音羽屋（菊五郎劇団）の『義経千本桜』のうち、
佐藤忠信にまつわる「鳥居前」「道行初音旅」「川連法眼館」を上演

狐忠信を中心にして、狐親子の情愛と人間への義理を描く幻想的な物語です。
狐忠信には昼の部は尾上菊之助さんが、夜の部は尾上松緑さんが演じられました

座席が花道のすぐ横の桟敷席だったので、舞台で演じる役者さんは勿論の事、
花道から出てくる役者さん、舞台の黒幕さんの動き、幕の開閉、芝居の始まり、
幕切れなど舞台進行を知らせる拍子木の音、大向こうのかけ声にも感動しました

そして～音声ガイドを借りて聞きましたが、あらすじ・衣装・道具・音楽・歌舞伎独特の
約束事などを、観劇の邪魔にならないようタイミング良く解説をしてくれてよく解りました

バック転したり、側転したりする役者さんが居るかと思えば、　
義太夫、浄瑠璃を語る人は今でいうナレーター役でしょうか？

複数の人物が斬り合ったり格闘したりする立ち廻りの場面は、実際には生々しい
場面ですが、歌舞伎では優雅な振る舞いで見せ場の一つであったりして～～

　
舞台の華やかさ～衣装の艶やかさ～
歌舞伎の世界に、ぞっこん魅せられてしまった私です