カテゴリ:ジブンゴト
『常識を疑え』
って言葉を想い出し痛感した今日デシタ てんで大したことではないんだけど、そのささいなことで なんかリズムが崩れてぼわわーんと目が廻ってしまったよ こんなこと ・飛び込みのお客さんが土地売りたいかもって来店 ・場所は人気の南原という別荘エリアで雰囲気に自画自賛 ・界隈は新しい建物が多く土地は300坪6~7000万円相場 ・坪単価20万(相場くらい)~15万円でも売却(だいぶ安い) 場所・価格・雰囲気と伝えられたデータでおおよその商品の イメージが浮かんでくるのだけど、指さされた地図からも 疑いようも無く「300坪6000万」がスッと見えた。 一緒に見に行こうと言われ、「謄本あるから」と渡されて コピーに向かうと 「・・・145平米?」 145坪??小さいな ん?平米??私道負担? 電卓を5回くらい打ち直したけど、145平米は約44坪。 なんど打っても別荘建てるための土地が44坪。。 そのエリアは一種住居地域で軽井沢の厳しい規制のなかで 最低300坪なきゃいけない別荘地。 一種住居地域でさえ70坪以上の規制がある街で、緑豊かな 別荘地内に 『44坪』 なんてモノがあるなんて、考えて も みなかったしありえないものにしか思えなかった・・・ 自信満々に紹介されたのと、そのお客さんの肩書き(大手 商社勤務)と南原という立地におもいっきり惑わされてしま ったんでしょうね 向かう車中も合致しなくって頭がぐわん ぐわんして「おれなにしようとどこにむかてるんだろー」 なんて飛んだ状態で現地に。 ちゃんと商品として成り立つお手ごろないい土地でしたが、 駅へお送りしてオフィス戻ってからもまたごわんぐわんして 思考回路がヘンでございまする 今もちょっとね 固定観念や予備知識がなければまったくたいした話でもない んですが、こんな小さなことで動揺してココロ揺らされる俺って ばまだまだオマメさんな証拠ですな 青いなー でも抗体ができたかんじ 経験しといてよかったかも ◇◆◆◇ 補足。 軽井沢のふどーさんやさんしか違和感がないよね この土地のあるエリアは一種低層地域といういわゆる別荘地。 原則として土地面積300坪の確保で、 ・建ぺい率(敷地に対する建坪の割合)20% ・容積率(敷地に対する延べ床面積)20% という厳しい規制があり、要は 300坪あっても1F2F併せ て 60坪までの家しか建てられないのですよ。 昭和47年以前に小さく切られた土地に対して 20/20%だとしん どいので、そこは30/50%という緩和措置がとられるのだけど、 小さな土地でも「外壁後退1.5m」という規制もつくので、小さ な 土地に建てられるスペースにかなり限りがあるのですよ そこで今回の44坪。 敷地の30%なので1Fは13坪まで 2Fのっけても22坪マデ。 ・縦3間半×横3間半(6.3m×2)(1間=畳1枚=約1.8m) と、2DKアパートサイズの家しか出来ないんですよ 場所は緑豊かな別荘地内にここだけぽつんとね、、 ちなみに 60/200%許される市街地の住居地域でさえ 土地面積70坪以上なのね軽井沢って。 むかーし小さく切った別荘地は、建ててもいいよと言ってくれ てるけど基準にハメると小さくなっちゃうんです 大型高級建築が増えている人気別荘地だけに、そんなトコで ヒョイッと44坪と言われたギャップに飛んでしまったという 物語りなそうな・・・(市原えつこ風) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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