カテゴリ:旅日記
朝にはめっぽう弱かった自分。
一人暮らしでは朝食なんて食べないし、食べる気にもならなかったのになぜか朝食も予約してて食べている。もりもりおかわりなんかしちゃってるし、それが後に寿命を延ばす事になったのである。。 旅のごはんは食べられるときに食い溜めしておくべきですな! 食後に朝風呂して早めにチェックアウト。 秩父湖から長野に出る道が、町のディフォルメされた観光マップには載ってなかったので、とりあえず「終点」の三峰口まで戻って歩き始める。 雨上がりの爽快な空の下、新緑と青く輝く秩父湖がすごくかっこよかった! しばらくだいぶ歩いて後ろからバスがきたので駅まで乗る。 ちなみに駅から秩父湖までバスでも40分の距離でした だいぶ遠かったぞ 駅について観光看板をみると、目的の国道299号線へ出る手前に 「両神村役場」 の看板を発見 駅からまただいぶ山を登って役場へ行き、地図を尋ねるもまたも大雑把で村から先がまったくわかんないや まあ、国道まで出れれば迷わない限り知ってる町に着くはずだしいいや 天気いいし♪ などと能天気に歩いていると、何やらお遍路さんっぽい方々が単体で数人視界に入ってきた。 人がいるだけでこんなにも心強いものなんだなー 特に会話を交わした訳じゃなかったが、1時間半くらい付かず離れず歩いていてかなり気分的に楽だった。 そしていおつのまにか299に出ていてお遍路さんは消えていた ・・人だった筈です 天気よかったし、、 この段階で11時。 ここからは延々と、もう延々と距離も分からず独りで歩き続けてました GWだよ?車も3台、バイクが3台くらいしか走らない、、徐々に長閑な建築物がみえなくなり農村から山林・・森・・峠・・トンネル何個か・・山林・・2個目の峠・・・ 気が遠くなるほどに歩くだけ歩いて、 商店はおろか民家もない場所で偶然買っておいた缶ジュースのみでノドを潤し、16時過ぎの群馬県中里村という小さな集落に辿りつけた 既にマメできてるし脱水だしGパンの内股ヒリヒリです。 やーーっと空いてるお店を探し出しきのこうどんをすすりこんだ ふへーー 小一時間ほど休憩をとり、この村に宿泊施設が無いことを悟り、また歩き始める。ここでも地図は入手できなかったよ 恐竜王国という怪しげな施設を横目に通過して、夕暮れがかった頃に上野村に到着。 先ほどの集落よりはおおきいし道の駅っぽいものもあったけども既にどこも空いてない。 電話ボックスから民宿を探すも、GWなのに!木曜だったかなどこも定休らしく見つかんない。。 日焼けも汗だくも血も出てるし野宿は嫌な疲労感。「困った時の寺頼み!」を思い出し、町の看板から3件のお寺を尋ねたが、どこも小さく無人であった 嗚呼・・・ すっかり日が暮れた。 3件目の寺の縁側で途方にくれており、無人ながらふすまが開いていた本道の板の間にこのまま寝ちゃえ と覚悟を決めたタイミングで まさにそのたいみんぐで『おじぃ』参上。 「なぁにしてるだやぁ~」とおじい。 「あのー ここ、今晩寝てもいいですかね?」 「ここぁー 自治体で管理しちょるじゃけー 皆に聞かな、いいってー言えん○÷☆×・・・」おじい。 しばらくは自分が怪しいものでも忍びでもないことをアピールし続け、困っていて仏様の下で眠りにつきたいことをゆっくりと伝えた 「じゃぁ~ ついてくるがいいに。」とおじい。 小学校の頃 唯一見てよかったアニメである日本昔話のようなシチュエーション。 冗談ではなく妖怪のたぐいの奇を感じていたのは疲労しきって朦朧としていたからか、、、 かくして、おじいに拾われとりあえずおじいの屋敷らしい建物に向かうこととなった。 けっこうマジでビビっていた26歳のサクライ・・・ つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 7, 2007 12:49:54 AM
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