カテゴリ:バイク&チャリ旅
・・・しばらくして利根川へ。
「利根川サイクリングロード」http://www1.plala.or.jp/tone_cr/ うーん 雄大 好きな感じの風景 本当にのどかな、堤防の外側には学校や工場や民家が続いていて、 堤防の内側は川迄の間に畑?グランド?みたいな空間が延々と続いている。 空がやたら広い。川の方だけを向いてずいぶん走っていると、ここが日本であることを忘れてしまう位、なんというか日常から離れた風景に思えてきた。 「・・利根川リバーでバタフライ」 思わず呟いてしまう。 ガンジス~のほうの本物を見た訳でも読んだ訳でもないのに、 なんとなく、たぶん、そんな感じ。 そんな気分になった夕暮れでした しかし、、人がいない。延々と堤防のサイクリングロードが続いているだけで景色の代わり映えがしない。 しかも50mごとに、「海まで189.5キロ」とか看板が続いている。 景色が代わり映えしないもんだから、延々とこの「海まで○○キロ」看板しか目に入らず、数字は微妙に減ってはいるものの進んでいる実感がまったく湧かなくなってきた 約10キロごとに「橋」があり、そこが近づいてくれば進んでいるー という気にもなるのだけど、見えてるのに近づいてこないんだ。橋についたら休憩!の心が、何度も折れそうになった。 まだ未整理のルートがあり、既におケツが痛くなっていたので下におりてまた繋がるところから乗ろうと選択した。 素朴な町のはじっこを走る訳なんだけど、これが、楽しいのです。 代わり映えしない風景と風の強さに飽き飽きしてた頃でもあるけれど、町の雰囲気を感じその街に暮らす人たちへ目がいくと疲れている意識が飛んで軽くなる。この時期は名前の覚えられない鮮やかな花が多く見られるのでそれも気持ちがいい 堤防に沿って走っていたつもりが、それは利根川に注ぐ枝の川だったことが発覚・・ ずいぶん遠回りしてしまい、動物的勘に頼って走っていたら、何故か中山道に戻ってしまった。 ずいぶん暗くなってきた・・風が強く街灯とヒト気のない利根川沿いを走るのは相当シンドイだろう。。中山道へも導かれて辿り着いたような 都合の良い思いも働いて、この道を上ることにしよう 国道17号中山道は、熊谷付近から歩道がブチブチ分断されてました 陸橋だったり線路だったり、どう渡ればいいの??な道なき道に何度も出くわす。 陸橋をずいぶん上ったのに自転車で渡るの困難な橋が3つ位あって、都度「急がば廻れ・・急がばばばば・・」と自分に言い聞かせながら 戻って麓を彷徨っては先へ進むの繰り替えし。おケツと太腿もさすがに悲鳴をあげていて、イライラを沈めるために、随分チャリを押して歩いて進んでました。 7時を過ぎると真っ暗になった。満月に近い月明かりが奇麗かった。 ーーー 宿のことを考えよう 貧乏旅のときは「一人でホテル」という選択肢は ない。 仮眠宿泊できるスーパー銭湯か、ユースホテル、ネットカフェ、運がよければ声をかけて下さった心優しい方のお宅に泊めてもらう が今まで多かった宿泊先。 足パンパンだし、スーパー銭湯系を探したい ふと、ネズミ取りに張っていた警察がこちらを物珍しそうに見ている。 「職質か!!」 (勿論マスクなどしておらん) とっさに先手をとって、カタコトな日本語でフレンドリーに近づいていき、 「スーパー銭湯のヨウナトコハありますか?」ときいてみた わりと親切に対応下さる。カーナビで検索してくれて、30分くらい行けば中山道沿いにあるよと教えてくれた。 最初カタコトでごめんなさい、ありがとう。 そしてその直後に「奇跡の片ケツ走法」を偶然にも編み出したのだった。 「漕げる、こげるよクララ」 ・・代わりに太腿と膝に代償を負ったけど、ペダルを漕いで進む喜びに比べたら訳ないですよ 国家権力な情報に反して、1時間10分もかかってしまった北本市のスーパー銭湯。 到着は20時過ぎ 残念ながら25時で閉店のお店だったけど、よーーく足を労ってあげて、自分にはごはんと共に生ビール1L補充してあげて、ドラゴンボール読んで、仮眠してもう一度よーーく浸かって、24時半に再出発。 早起きして4時間働いて、9時間走れば眠いって しかし温泉効果はてきめんで、夜風が気持ちよくて足が良く動いた ーーー 大宮駅前のネットカフェに辿り着いたのが 夜の2時2:20分 出発からここまで142キロ 結局11時間くらい走ったんだ。1日の走行距離では今後更新する事はないだろうな 程よい距離を楽しく走れないと「苦行」になってしまうことを覚えた31才の春 全然写真とる余裕なかった 苦しくはなかった ・・つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 24, 2008 06:20:12 PM
コメント(0) | コメントを書く
[バイク&チャリ旅] カテゴリの最新記事
|
|