カテゴリ:文化・芸術
二年に一度の茶道界の大きな催し、茶と花の融合展にホテルオークラに行ってきました。 主催が華道の東池坊、共催がオークラとうちの宗偏流正伝庵。31日の日曜までの開催で、10流派20の席でそれぞれのおもてなしの形で茶を頂くことができるのです。 お茶に気軽に触れる良い機会ですよ!流派の違いを見比べてみることで、堅苦しくなく結構自由なのも解りますし、お菓子とお茶も美味しいし。 他流の武家茶道ファンな浮気な自分にとっては実に待ち遠しかったのですが…今回は遠州や石州流といった勇ましいほうの武家茶道流派の参加がなくてとても残念。前回の氷の入った冷水点ては衝撃的でしたよ。 大人しいと言っては失礼ですが、それはそれで鎮信流という武家系のと江戸千家の野点席を興味深く参加させて頂きました。それぞれですねぇ。 今回は、着物で点前も致しました。 この、一見落ち着きのないように見える大人が(笑)着物着てお茶などを・・・ サライの「男の着付けDVD」とネットをみながら着物の着方と「貝の口結び」を反復して練習してきたけど、ダメ出しをくらい皆に着付けてもらうことに。助かりましたー。 見る人からみれば、こんな姿にダメだしいっぱいでてきそうですが、着ている本人としては背筋が伸びる思いでけっこう嬉しいものでして。 なかなか男性の着付けの姿を観ることがないですからね、完成形のイメージが湧かず苦労でした。 人によって選びも着方も違うようですし、会場でもキャリアの長そうな年配者と若い(といっても僕より余程上でしょう)方々とでは着物姿がやはり違って見えます。あんなかっこいい着物爺さんになってやろう 着物、かつ東京での初めての点前でしたが、緊張するのはもったいない・今日この状況を楽しんでやろうという気持ちを被せて、けっこうゆとりもって挑めました。たぶん、飛ばしたりのミスはなかったでしょう。稽古とあわせても良く出来たんじゃないかとの自負はありました。 が、別の茶席をまわっているときに講演が聞こえ、その中の 「茶道とは間合いの美学である!」 との言葉にハッと気付かされまして。 点前点前の間では正客や観客を見渡せる余裕もあったけど、流れのなかではミスなく手順を浮かべながらの、割と淡々とソツなく行っていたように映ったのではないかと。。 まだまだですな。 モテ点前(勝手に作った)が行えるよう精進致します。 再来年がまた楽しみだ。 着物着るのも、なんだか好きになってきた。 あとはアホ笑顔でなくて爽やか笑顔ができますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2008 12:25:09 AM
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