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今年のマクドナルド杯大阪府予選会のある試合の裏話を聞いてちょっと感動した話です。
マクドナルドトーナメント全国大会といえば、小学生の「甲子園」と言われ少年野球児の憧れの大会です。 毎年8月に茨城県水戸市で開催され全国47都道府県では同大会の予選大会が行われています。 大阪府もゴールデンウィーク中に予選会が行われ、日本一の実績を誇る長曽根ストロングスを筆頭に各予選会を勝ち抜いてきた代表チームが「全国大会出場を目指して」しのぎを削ります。 桜井谷少年野球部もこの予選会に出場しましたが、1回戦で長曽根ストロングスに敗れ全国の道は閉ざされました。 この大会のためにみんな頑張ってきたといっても過言ではなく、苦しい練習に耐え、技と精神を磨いてきました。 当然、試合では自分たちが持っている技術を最大限に発揮する場面です。 エピソードを紹介したいと思います。(チーム名は伏せたいと思います。) ある試合、黄色いチームの監督さんが、青いチームの監督さんの方に挨拶に行かれ、「今日はがちんこ勝負でお願いします!」 とお願いをされたそうです。 すると、青いチームの監督さんは快く引き受けられたそうです。 試合は好プレーの連続で0-0の均衡を保ったまま終盤を向かえ、最終回に 黄色いチームが1点を奪い勝ちました。青いチームの全国の道は途切れました。 その試合、青いチームの投手は「抜き球」(スローボール)を投げなかったとのことです。 少年野球では変化球は禁止されており、唯一ストレートだけ投げることができます。 そのストレートに緩急をつけてバッターと駆け引きし勝負します。 抜き球は子供の技術が高くないと投げれないボールです。 監督はこれまでの経験や子供たちの素養を見極めながら采配をしますが、 全国大会を目指すうえで、抜き球は戦術上必要な手段だと思います。 しかし、青いチームの監督さんは抜き球を封印し、投手に真っ向勝負を指示したそうです。 その投手はそれでもヒットを許さなかったそうです。 「抜き球ほらなくても全国いけなあかん!」という強いお気持ちだったのでしょうか。 全国を目指す監督さんの精神を少しだけ垣間見ることができ、また勉強になりました。 桜井谷少年野球部も監督の発案で「部訓」を練習の最初と最後に全員で合わせて声を出しています。 (練習始めの部訓) 努力とは継続なり 継続は力なり (終わりの部訓) 桜井谷の野球部は感謝する野球であること 桜井谷の野球部は学び取る野球であること 桜井谷の野球部は誠実明朗であること (練習始めと終わり共通の部訓) ひとりはみんなのために みんなはひとりのために いつか水戸市民球場で桜井谷の部訓を言える日が来るようになりたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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