■トスバッティング(ティーバッティング)
近距離でトスを投げでネットに向かって打つバッティング練習(ティーバッティング)で、最近工夫していることがあります。前回、左投手対策として、打者の背中側から投げることにより左投手の間合いを擬似的に作り出すことができると書きました。最近は、1.通常のトス(正面からのトス)2.打者の背中側からのトス に加えて3.後方からのトス4.打者の真横からのトス5.上から落下させるトス6.正面から高め(目の高さ)へのトス7.地上すれすれのトス8.予め体を開かせて、へその前に投げるトスを投げ、全てノーバウンドで打たせるようにしています。このようにいろいろな角度からトスし変化を持たせることにより打者に応用力を身につけさせます。3.後方からの球を前に打つことにより、右打者は右足から左足へ体重移動を容易に行うことができるとともに、腕が前方に伸びるようになり、振り幅が大きくなります。4.打者の真横からのトスでは、できるだけ高めに投げます。そうすることにより、高めへの対応力を身につけます。5.通常、ティーバッティングはアンダーハンド(ソフトボール投げ)でトスしますが、オーバーハンドつまり、上から投げてやることにより角度がつきます。いわゆるカーブを擬似的に作り出すことができます。6.正面から高め(目の高さ)へのトスを打つ際、打者は右打者なら左肩をぎりぎりまで開かずに、打つ瞬間に左肩を右肩と入れ替えるように意識します。体幹を意識させることにより、軸をしっかり作れるようになるというメリットがあります。7.地上すれすれのボールを打つことは試合ではあまりありませんが、そういう球を打つ訓練をすることにより、下半身の粘りが生まれ、低めぎりぎりの対応力が身につきヒットゾーンが増えます。8.では、できるだけボールの内側をたたくようにさせます。この練習を積み重ねることにより、スイングのインサイドアウトを身につけることができるようになります。野球の練習は発想を変えることにより、子供たちの技術の習得にも変化が見られます。いろいろとな角度から来た球を打つことにより、振り幅が広がるだけでなく、悪い癖もつきにくいように感じます。しばらく継続していきたいと思います。【ポイント最大10倍】 ■当社お買い得セール■スピード測定 速球王子 LB-990スピードガン ...価格:2,899円(税込、送料別)