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カテゴリ:日常の風音。
母と車で出かけた。 田舎はどこに行くにも車だ。 スタンドに寄ってガソリンを入れる。 やけに親しげな若いにーちゃんが誘導してくれた。 ガソリンを入れ終わると、 自分の車であるかのように運転席である母の方のドアを開け、 おもむろに母のひざ元に手を伸ばし・・・エンジン・キーを回す。。。 『オイルは大丈夫かな~?』 『まだ大丈夫だね~』 っと、つぶやきながら確認している。 ・・・。 東京のそっけないほどの礼儀正しいサービスに慣れている私には・・・ ちょっとビビる行動だった。 この馴れ馴れしさ。。。 狭い町だから・・・母の顔なじみなのかな。。。っと思った。 田舎町ならではのフレンドリーさかな。。。っとも思った。 あいまいな線だ。 オイルチェックを軽く終えた彼は、『どっちに行く?』っとタメ口で聞いてきた。 スタンド恒例の車道への誘導だ。 母が『あっち』っと答えると、『はいよっ!』っと威勢よくドアを閉め、 楽しそうな笑顔で車道に誘導してくれた。 ・・・。 母の知り合いだ。っと確信した。 ・・・私は母に、『いまの誰?』っと聞いてみた。 『知らない。』 ・・・。 母と二人で笑ってしまった。 何も言わなくても思いはひとつだった。 スタンドには欠かせない『ありがとうございました~!』も無く・・・ こんなにも爽快感を残す彼に、私は心の中で拍手を送った。 伝わるのは、礼儀だけでなく心のあり方なんだよね。 本当に心にある波動は、音にしなくてもあふれ出て伝わっていく。 彼から愛が伝わってきたよ。 自分らしく楽しく仕事をしている彼に。。。 天晴れ◎ そしてソレを、まっすぐに受け止められる心をいつも持っていたいと思った。 私らしく◎ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.19 05:51:49
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