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カテゴリ:日常の風音。
なんとなく変化しつつ、ちゃんと触れずにいた・・・最近の私の事。 -------- ここ10年近く、設計デザイナーという立場で、フリーで仕事をしてきた私。 フリーになったきっかけは、3年勤めた会社を辞めた事だった。 あの頃の私は熱かった。 反抗期まっただなかの・・・会社にとっては目の上のタンコブ的な私。 このまま会社にいても、私の理想のカタチは実現出来ないんだと確定した瞬間に辞職を決意した。 それ以前に・・・・ 満員電車に乗り、同じ時間内にみんなが同じサイクルで仕事をする不合理さも嫌だった。 っで、後先考えずに会社を辞めた。 プータロウ経験は過去にも何度かあったので、慣れたものだ。 人は、経験することで、安心領域が広がっていくのよね。 会社を辞めた私は、二級建築士の免許を取り、バイトをし、海外旅行をし、昼メロ生活。 そして、 半年間ただよった私に、辞めた会社の上司や同僚から仕事が舞い込むようになった。 『一物件いくらでお願い。』 『1枚いくらで図面描いて。』 ・・・ なりたい自分になれた。 そのうち、そんな同僚らが次々と独立し、営業せずとも仕事が増えていった。 いつの間にか、思い描いていたフリーデザイナー。 それが私の理想のカタチ。 案の定、会社にいたころの半分の時間で、同等以上の仕事が出来ることになった。 それも、私に合ったサイクルで。 -------- 10年経った今。 また、私の中に新しい風が吹いている。 そんなつもりじゃなかったのに・・・。 リトリートの旅に参加し、自分の心の声を聞いてしまった。 私には夢がある。 なりたい自分がいる。 私の心はね・・・それに向かって進む事が出来ない自分に嫌気が差していた。 持っているものが増えてくると、次へは進めなくなるんだよね。 安定にしがみつき、気が付かないふりをしていた。。。 そして、仲間の人生を聞き、話を聞いてもらい、たくさんの勇気をもらった。 あらためて、自分の為に生きようと思った。 シェアリング漬けのリトリートの旅で、最後に私が言ったコトバ。 『東京に帰ったら、新しいスタート地点に立てるような気がします。』 っで。 引越しして心機一転!したかった私。 ・・・・引っ越して終わるようなモノじゃなくなっていた。 2005年8月初旬。 今の仕事を辞める事を決めた。 次の事は未定。 持っているモノを手放さないと、次に進めない私。 これまでもずっとそうだった。 すべてはそれから。 -------- 設定したタイムリミットまであと1ヶ月。 今、手放す事に力を入れている。 急な思い付きだったので、この忙しい時期にいろんな方に迷惑をかけている。 10年間の感謝を込めて、出来る限りの事をしておこうと思う。 資料まとめや、引継ぎの為の準備で忙しい。 (騒いでいた引越しは、どこに行く事になるか未定なので・・・ある程度決まるまで保留。) そんな中で思ったことは、 私が自分を貫く事で、周りも成長して行くんだということを再認識している。 私がいなくなる事で、デザインも補える人間を社員として雇う人もいる。 小さな会社の経営者としては新たな一歩だ。 みんなと話していると、お互いに楽しくなってきて、将来への夢は尽きない。 すべては、うまく回っていく。 『なにも辞める事ないじゃん。』 『もったいない。』 ・・・ごもっともな意見をたくさん頂いた。 最終的には、こんなあほな選択をする私を、ありのままぶつけた。 『いつでも戻って来い。』 と、応援しながらも心配してくれる人がいる。 『食べるのに困ったら、たかりに来い。』 と、見守ってくれる人がいる。 こんな素敵な人たちと仕事していたんだ。。。 感謝してもしたりない。 これを書いているだけで感情があふれてくる。 ありがたい。 10年・・・15年の一貫した社会人生活で得たことは、 肩書きや立場ではなく、人であり、技術であり、私自身の内面だった。 私は何も変わらない。 次のための準備はすでに私の中にあるハズだから、次の風をおこすだけ。 すでに・・・ 立場を手放す事を決めただけで、ステキなものがたくさん入ってきている。 これからの事を考えると、毎日が楽しい・・・・最近の私。 私が私である限り、何をしてもどこにいても、生きて行ける。 シンプルなあほで行こう。 スタート地点はもう目の前にある。 恐れよりも、愛を。 安定よりも、変化を。 感謝◎ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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