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 今日は、立秋。

 暦の上からは秋になる。

 暑さが続いているが、朝夕は流石に風が爽やかになった。

 空を見上げると、天高く秋の「撒き雲」が見え始めた。夏の高気圧が弱まりつつある証左である。

 この時季、雲の種類の変化が面白い。

 今日から、「残暑お見舞い」となる。

 

 昨日は、蝉の声が響く中、65回目の「原爆の日」を迎えて「平和記念式典」が行われた。式典には、昨年より15ヶ国多い過去最多の74ヶ国の代表が出席したが、原爆を投下した米国の駐日大使、英仏の代理大使、国連事務総長など、の参加は初めて。

 NHKは、色んな特集番組を組んだが、その一つに原爆被爆者2万人のデーター(即死した小学生の解剖所見も含めて)が、米国に提出され米国原爆作戦の資料として使われていたと言う悲惨な驚くべき事実が報道された。

 涙無しには見られなかった。この事実を風化させないで、若い世代が確り受け継ぎ、今後の世界平和へ生かされることを願うばかりである。

 
 
 世界の金融市場は、完全に米オバマ戦略に左右され始めた。

 支持率の低下が著しいオバマ政権。11月の中間選挙に向かってなりふり構わない動きが今の市場を支配している。

 NY株価を下げたくない。あらゆるここ連日発表される景気指標ははっきりと減速を強めている。減速にも拘らず市場予測を上回れば、株価は上がる。実におかしな現象が至るところに見られる。

 オバマ政権は、デフレの強まる下で減速する景気を回復させるの手段として、輸出倍増計画(5カ年間)を発表している。そのために、水面下でFRBと共にドル安戦略を取っている。

 中期的には、輸出増で企業業績が好転し、雇用回復→個人消費(GDPの70%を占める)に繋がるという訳だ。

 加えて、FRBは、景気刺激策として金融緩和(金利は下げられないので国債等の買取)策を検討中だが、、、。

 金融機関は、その結果としてカネはだぶつくが借り手がない。従って、だぶついたカネで国債を買う。

 国債価格は上昇し、国債はバブルに向かってまっしぐらである(かってのデフレ下の日本を見ているようだ)。
 中、長期金利は下がる一方だ。これがまた、ドル安に繋がる。

 一方、ドル安に加えてEU圏が米国景気減速に関心が移り、目先落ち着きを見せていることから、ユーロが高い。しかし、この現象も一過性で、又本質の問題に戻ろう。

 これらの動きをまともに受けて振り回されているのが、日本の株式市場。政治も日銀も動きが取れない。

 日米独の中・長期利回りの差、推移、動き、ヨーロッパの銀行間融資金利(ライボー)の推移、各国通貨の組み合わせの動き(豪州ドル/円、ポンド/円、ユーロー/円、ドル/円:この4つはパラレルに動く)等に、常に目配りをしておかなければならない。

 要は、物事の本質を確り見極めて置かねばならないと言う事である。現状の動きに何時までも振り回されない事である。

 無理な論理は、いつか弾ける時が来る。


     ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’

 

 

 

 

 





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Last updated  2010.08.07 09:38:10
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