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昨夜の米国金融市場は、実に意味深な動きをした。夜を徹して興味深く動きを追った。今後を占う意味で重要である。 以下、参考までにそのデーターを紹介する。 <NY外為市場=弱い米雇用統計でドルが85円割れ寸前、15年ぶり安値に迫る> 10/08/07 ドル/円 終値 85.48/53 始値 85.90/94 前営業日終値 85.83/87 ユーロ/ドル 終値 1.3282/88 始値 1.3177/82 前営業日終値 1.3183/89 ------------------------ [ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場で、ドルが対円 で15年ぶり安値に迫り、対ユーロでも値下がりした。この日発表された米雇用統計が弱 い内容となるなか、経済をめぐる不安が広がった。 7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が13万1000人減と、予想の倍以上減少し、 景気回復のもたつきが浮き彫りになった。 この日の雇用統計を含め、最近の指標は低調な内容が続いていることから、市場では、 米連邦準備理事会(FRB)が景気の下支えに向け国債やモーゲージ担保証券(MBS) の買い入れ再開を迫られるのではないかとみられている。 買い入れが再開した場合、米国債の指標利回りは一段と低下し、ドル建て資産の収益は さらなる圧迫が見込まれることになる。 ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)のヘッドトレーダー、 ダグラス・ボースウィック氏は、ドル保有は安全ではない、とした上で「量的緩和が復活 する可能性があり、実現すれば利回りはさらに低下することになる。ドル買いに向かう理 由はほとんど見当たらない」と述べた。 ロイター・データによると、ドル/円 JPY= は一時85.03円と85円割れ寸前まで 下落、昨年11月以来の安値をつけるとともに15年ぶり安値となる84.81円に迫っ た。その後は0.5%安の85.43円で推移した。 85円近辺は心理的にも重要とみられるなか、市場では「同水準割れは時間の問題」 (GFTフォレックスのボリス・シュロスバーグ氏)との声も聞かれた。 ユーロ/ドル EUR= は一時1.33ドルを上回り3カ月ぶり高値をつけ、その後0.7 %高の1.3281ドルで推移した。 英ポンド GBP=D4 は対ドルで1.60ドル近辺と6カ月ぶり高値をつけた。 <米金融・債券市場=上昇、雇用統計受けFRB追加緩和観測広がる> 10/08/07 (カッコ内は前営業日比) 30年債 US30YT=RR (2105GMT) 106*17.00(+0*29.00) =3.9975% 前営業日終盤 105*20.00(+0*22.00) =4.0479% 10年債 US10YT=RR (2105GMT) 105*24.00(+0*22.00) =2.8219% 前営業日終盤 105*02.00(+0*15.00) =2.9011% 2年債 US2YT=RR (2105GMT) 100*07.50(+0*01.75)=0.5056% 前営業日終盤 100*05.75(+0*02.25)=0.5338% ---------------------------------------- [ニューヨーク 6日 ロイター] 6日の米金融・債券市場では国債価格が上昇し、 2年債利回りは再び過去最低水準に低下した。この日発表された7月の雇用統計が予想よ りも弱い内容となったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ来週にも追加 の量的緩和策を検討するとの見方が再燃した。 7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が13万1000人減と、予想の倍以上減少し た。民間部門の雇用者数も予想よりも小幅な伸びにとどまった。 トレーダーからは、FRBによる追加の量的緩和について、特に来週10日の連邦公開 市場委員会(FOMC)での決定はまだ既定路線にはなっていないとの声が聞かれた。 スタイフェル・ニコラス(ボルティモア)の政府債トレーディング部長、マーティ・ミ ッチェル氏は「(追加緩和をめぐる)協議は行われるだろう。問題なのはタイミングだ。 今度のFOMC声明の発表の際に(追加措置の)時期が明かされるかは分からない」と述 べた。 金利動向に左右されやすい2年債 US2YT=RR は1/32高。利回りは前日の0.54% から0.51%に低下した。利回りは一時、過去最低水準の0.50%をつけた。 指標10年債 US10YT=RR は23/32高。利回りは前日の2.91%から2.82% に低下した。利回りは一時2.81%と、2009年4月以来の水準に低下した。 30年債 US30YT=RR は30/32高。一時1ポイント上昇した。 Tボンド先物9月限 3USU0 は1─05/32高の129―17/32。 Tノート先物9月限 3TYU0 は22/32高の124―18.50/32。 <スワップスプレッド> Aug 6 Aug 5 Aug 4 Aug 3 Aug 2 July 30 July 29 2-YR 20.25 17.75 17.75 16.25 17.25 18.00 17.75 3-YR 27.75 24.25 24.25 22.75 23.00 24.25 22.50 5-YR 20.75 18.25 17.50 16.00 15.25 18.00 16.75 10-YR 0.75 -1.25 -2.75 -3.50 -3.75 -1.00 -2.50 30-YR -29.50 -29.00 -30.50 -30.75 -30.75 -27.50 -30.50 以上。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.07 23:18:05
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