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 秋が、日一日と山から街へ降りてくる。

 秋の夕日が、柿の実を赤く映している。

 東京は、今日も体育の日にふさわしい秋空である。

 近くの小学校から、運動会の楽しそうな声がスピーカーを通して聞こえてくる。

 
 
 日課の早朝の読経。打つ鐘の音の響きが一段と澄んで聞こえる。

 秋の空気は、澄み渡っている。

 私の読経は、般若心経から唱え始める。

 私が書いた般若心経の「写経」は、平成22年8月7日の奈良東大寺大仏様お身払いの日に、大仏殿の大仏様の御胎内にお納めしてある。

 その奈良東大寺が、「東大寺ミュージアム」を開館した。以下に、これに関する読売新聞の記事を紹介する。


奈良市の東大寺で9日、同寺初の展示施設「東大寺ミュージアム」の開館式と内覧会があり、招待客ら約300人が参加した。開館記念の特別展「奈良時代の東大寺」(読売新聞社など後援)は10日開幕し、法華堂(三月堂)の本尊・不空羂索(けんさく)観音立像(高さ約3.6メートル、国宝)など60件の寺宝を順次、公開する。2013年1月14日まで。

 ミュージアムは、同寺総合文化センター内に開設。約600平方メートルに展示室5室を備える。森本公誠・同センター総長は「寺の存在意義を世界に発信したい」と語った。


 奈良市の東大寺で9日、行われた「東大寺ミュージアム」の開館式。メーンの第2室は法華堂(三月堂)の堂内を模しており、参加者らは不空羂索観音立像(国宝)と日光・月光(がっこう)両菩薩(ぼさつ)立像(同)の3体が並ぶ荘厳な空間に浸った。同寺は国宝、重要文化財計約150件を有しているが、これまで収蔵庫に保管されていたものもあり、参加者からは「総合的な文化発信の場に」などと期待の声が相次いだ。

 式に先立ち、展示室で法要が営まれ、北河原公敬別当ら僧約20人が読経、ハスの花をかたどった散華(さんげ)をまいた。その後、金剛峯寺(和歌山県高野町)の松長有慶座主らが焼香した。

 展示されている「誕生釈迦仏立像及び灌仏盤」(9日午後、奈良市の東大寺ミュージアムで)=近藤誠撮影 続いて10日から始まる開館記念特別展「奈良時代の東大寺」(読売新聞社など後援)の内覧会があり、訪れた人たちは、高さ約50センチの「誕生釈迦仏立像及び灌仏(かんぶつ)盤」など「天平の美」に見入っていた。

 仏像修理を担当する財団法人美術院国宝修理所(京都市)の西川杏太郎理事長は「仏像の尊厳を損なうことなく、美しさを堪能できる照明が施されており、見事だ」と評価した。

 奈良国立博物館の湯山賢一館長は「奈良の文化財の新たな拠点ができた。お互いに協力して奈良を発信していきたい」と歓迎していた。

 式典では、近藤誠一・文化庁長官が「ミュージアムの開館は、日本の歴史、人類の文明史にとって有意義なものになる」と祝辞を述べた。


    ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’






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Last updated  2011.10.10 12:44:59
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