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 せみの声がすっかり聞かれなくなった。
 
 そして、やっぱり秋だな~と感じるこの頃である。
 
 夜は、虫たちの合唱だ。
   
    ‘虫の声’ 
 
 1.あれ松蟲が鳴いてゐる。
  ちんちろちんちろ ちんちろりん。
  あれ鈴蟲も鳴き出した。
  りんりんりんりん りいんりん。
  あきの夜長を鳴き通す
  あゝおもしろい蟲のこゑ。

 2.きりきりきりきり きりぎりす。
  がちやがちやがちやがちや くつわ蟲。
  あとから馬おひおひついて
  ちよんちよんちよんちよん すいつちよん。
  秋の夜長を鳴き通す
  あゝおもしろい蟲のこゑ。
 
 この歌は、文部省唱歌である。
 
 そして、日本の歌百選に選ばれている。
 2006年12月15日に最終的に決定、発表は2007年1月14日、新国立劇場で発表が行われた。これらを歌うコンサートも合わせて開催された。
 
 私は、このコンサート会場で心を躍らせながら、この歌を聞いていた。百選に選ばれた歌は、日本人の心のふるさとでもある。

 もみじ、赤とんぼ、小さな秋見つけた、里の秋。秋を題材にした歌は、たくさんある。

 口ずさむと、子供の頃、ふるさとの想い出が、次から次と浮かんでくる。


   ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’










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Last updated  2011.10.12 21:33:26
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