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 今日の東京は、曇。

 時々薄日が射してくる。風も無い。

 朝夕は、だいぶ冷えるようになったが、日中は少し動くと汗ばむ陽気である。

 昨夜、秋の夜長に誘われて、しばらくぶりに、ヴィヴァルディの‘ヴァイオリン協奏曲へ長調「秋」と「四季」’を鑑賞した。

「四季」を含むヴァイオリン協奏曲集『和声と創意への試み』は、ヴィヴァルディの人気と円熟期といわれる1725年に、「作品8」として出版されている。

 ヴィヴァルディは、1678年3月4日、イタリアのヴェネツィアに生まれ。生まれつき喘息で、生涯に亘って持病として悩まされる。1693年、15歳で僧籍に入り、聖職者となるための教育を受け始め、剃髪して最下級の聖職者となり、10年後の1703年の3月25日(25歳)に司祭に叙任されている。赤毛であったことから「赤毛の司祭」と呼ばれるようになった。

 1741年7月28日、ウィーンのケルントナートーア劇場専用の作曲家宿舎で内臓疾患により客死。遺体は貧民病院の墓地に埋葬されたが、後世この墓地は取り壊され、現在はウィーン工科大学の構内に変わっているという。

 音楽の秋。

 たまには、交響曲に浸り、その作者の生涯をたどるのも良いものだ。


  ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’









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Last updated  2011.10.14 12:27:48
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