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海外金融速報です。 <米国株式市場=反落、イタリア政治情勢やギリシャの信任投票めぐり不透明感> ニューヨーク 4日 ロイター] 4日の米国株式市場は反落。イタリアの政治的不 透明性が高まるなか、取引終了後にギリシャの信任投票を控え、工業・金融株を中心に下 落した。 ダウ工業株30種 .DJI は61.23ドル(0.51%)安の1万1983.24ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は11.82ポイント(0.44%)安の2686.15。 S&P総合500種 .SPX は7.92ポイント(0.63%)安の1253.23。 週間べースでは、ダウが2%、ナスダックが1.9%、S&P総合500種が2.5%、 それぞれ下落した。 欧州首脳が債務危機解決策で合意して1週間も経たないうちに再び不安定な市況に見舞 われるなか、投資家の間では、最悪の事態を想定する動きが出ている。 ギリシャの信任投票がどのような結果になっても、ギリシャとユーロ圏をめぐる不透明 性が払しょくされる可能性は低く、恐らく長期の政治的・外交的手続きが始まるに過ぎず、 このことを投資家は問題視しているとみられる。 欧州の銀行にエクスポージャーがある銘柄や景気との関連が強い企業の下げが目立った。 S&P金融指数 .GSPF は1.4%安、KBWキャピタルマーケット指数 .KSX は0. 9%安となった。 米ジェフリーズ JEF.N は一時7.4%安となった。KBWが同社の目標株価を引き下 げた。同社が、欧州投資をめぐる懸念払しょくに向けて発表した声明で、欧州ソブリン債 へのエクスポージャーはさほど多額ではないと説明したことから、同社株は値を戻し、結 局0.5%高で引けた。 G20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)では、各国から欧州債務危機への対 応を支援する姿勢が示されたものの、具体的な資金拠出の確約には至らなかった。ドイツ のメルケル首相は、首脳会議後の記者会見で「欧州金融安定ファシリティー(EFSF) に協力する用意を表明した国はほとんどなかった」と述べた。 債務問題を抱えるイタリアのベルルスコーニ首相は、先週の欧州連合(EU)首脳会議 で合意した経済改革の進展を、国際通貨基金(IMF)とEUが監視することで合意した。 この日発表された10月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が8万人増となり、市 場予想の9万5000人増を下回る一方、過去分が上方修正された。失業率は9.0%と 前月の9.1%から改善した。 スタイフェル・ニコラウス・キャピタル・マーケッツのトレーダー、デービッド・ルッ ツ氏は、取引終了にかけて、ギリシャの信任投票の結果をめぐり好ましい内容が伝えられ る可能性もあるとの見方からショートを手仕舞う動きが出たことが、相場の下値を支えた と話した。 <ECB利下げは予防的判断、国債買い入れ早期終了すべき=シュタルク専務理事 > 11/11/05 07:24 [フランクフルト 4日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は4日、今回のECBの下げは予防的措置と強調し、年内の追加利下げには慎重な姿勢を示した。またECBは国債買い入れを早期に停止するべきとの考えを明らかにした。 専務理事は「3日の決定は実用主義(pragmatism)となんら関係がない」と述べた。理事会で利下げを提案したことを明らかにし「世界経済およびユーロ圏経済は大きく冷え込んでいる」と指摘した。 一方で、ECBが少なくとも年内は金利を据え置く可能性を示唆。「向こう数週間の経済状況悪化を見込んでいたため、先手を打って決定した」とし「われわれは決して事前にコミットしない。予防的な決定だったことを強調したい」と語った。 シュタルク専務理事は会合で、ECBの国債買い入れプログラムは暫定的な措置であることを強調。「ドラギECB総裁は、買い入れが時限的な措置であることを明確にした。わたしが買い入れプログラムを支持していないことは隠すまでもない」と発言した。 秩序ある予算を実現するという政府の意欲を弱めるとして「プログラムは出来る限り早期に終了すべきだ」と述べた。 金融支援は危機的状況にある国に改革を実行する時間を与えるものだと述べ、 支援を受けている国は安定化に向けて資金を活用すべきとの認識を示した。 プログラムを恒久化すべきとの見方には否定的な立場を示した。 会合後、記者団に対し「プログラムの恒久化は選択肢ではない」と言明した。カンヌで開催されたG20カ国・地域(G20)首脳会議では、ECBは買い入れプログラムを恒久化すべきとの声も出ていた。 以上です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.05 08:13:18
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