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今日は、空一面薄い雲に覆われている。 時々、薄日が射すが、気温が低く肌寒い。 朝、公園を散歩していると、秋薔薇が咲いていた。 ‘薔薇咲いて 公園の朝 始まりし’ (成宮紫水) ‘ほいいままと いう人言は さもあらば あれくれなゐ深き ばらを愛でつも’ (斎藤茂吉) ‘ゆくりなく 庚申薔薇の 花咲きぬ 君を忘れて 幾年か経し’ (北原白秋) ‘薔薇熟れて 空は茜の 濃かりけり’ (山口誓子) 世界の金融市場が大荒れである。 EUのソブリン問題は、ついにギリシャからイタリアに移ってきた。残念ながら、このブログで指摘したとおりの展開となっている。 世界の株価は、この影響で世界規模の不況到来を予測して暴落している。東京市場は、円高も加わって下げがひどい。 イタリア国債が売られ、イタリアの国債利回りは危険水域とされる7%を突破したことや、ユーロ加盟国がイタリアの金融支援や予備的な融資枠の提供を検討していないことが明らかになったこと、更には、ドイツ与党がユーロ圏加盟国はユーロから離脱できるようにすべきと示唆するなど、欧州問題で悪材料が重なっているからだ。 国内では、オリンパス問題。企業買収を使った損失の穴埋めなどは粉飾決算にあたり、金融商品取引法違反(有価証券報告書などの虚偽記載)の疑いがあるとみて、金融庁・東証が調査に、更に警視庁も経理資料の提出を求めるなど本格捜査に乗り出した。海外の公的調査機関は既に調査に入っている。 オリンパスは、現役時代、アナリストとして担当した会社だ。当時のオリンパスは、グラスファイバー(ガラス繊維)を使った医療機器で世界的な最先端技術を有し、業績も順調に伸ばす確りした会社だった。 それが、バブル期の損失を未だに引きずり、しかも「飛ばし」という手法で損失を隠していたとは驚きである。いつも取材に、にこやかに迎えてくれた今は亡き当時の副社長の笑顔が思い出される。 会社にとって、経営者がいかに大事かと言う事を改めて感じさせられる事件である。 ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.10 11:42:15
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