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きょうは、朝から青空が広がりすがすがしい。 空気も暖かく澄み渡っている。 やさしい陽が、部屋の奥まで射している。 穏やかな日曜日である。 庭に石蕗の花が咲いている。 きれいな黄色の花だ。 命短い花が多い中で、石蕗の花は、比較的長く人を喜ばせてくれる でも、咲いてから一ヶ月ほど過ぎ、花の盛りを過ぎた。 ‘いくたびか 時雨(しぐれ)のあめの かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ’ (斎藤茂吉) 今朝、巨人軍の内輪もめが,スポーツ紙の一面トップ(中日スポーツを除き)を飾っている。一面トップは、本来なら、素晴らしい戦いを繰り広げた中日ーソフトバンクの日本シリーズ第一戦か来るはずだ。 以下に、朝日朝刊の「天声人語」を紹介する。 ちゃぶ台返し、と聞いて昭和の人気野球漫画「巨人の星」を思い出す方もおられよう。わが世代には懐かしい主人公・星(ほし)飛雄馬(ひゅうま)の父親の「得意技」とされた。ところが原作にはその場面はないという ▼一度だけ、主人公を張り倒したはずみでちゃぶ台が転ぶ。テレビアニメで毎週絵が流れ、「常習犯伝説」になったらしいと、前に同僚が書いていた。さて、漫画はともかく、本物の巨人である。「ちゃぶ台返し」がお家騒動の引き金になったようだ ▼球団会長の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)氏(85)が「鶴の一声」でコーチ人事を覆した、のだという。「一声」には慣れていると思われた身内からの反旗である。渡辺氏は反論の談話を出し、外からは理非は見えにくいが、ごたごたに辟易(へきえき)のファンは多かろう ▼しょせんは内輪もめともいえ、世間に訴えた清武英利球団代表には、喝采とともに疑問視する声も飛ぶ。他球団ならここまで話題になるまい。名門に加え、君臨する渡辺氏の個性ゆえである ▼大リーグの名門ヤンキースの大スターだったディマジオは言ったそうだ。「(球場で)自分を見るのが最初で最後の人がいる。その人のためにプレーしている」と。テレビのない時代、日々最高のものを見せようと張りつめるプロ魂は気高くさえある ▼日本の選手にも同じ魂があろう。そんな選手の一途さにくらべ、澱(よど)んだような内紛劇は見るにつらい。いまや巨人は昭和の栄光から遠い。平成の巨人に「ナベツネ伝説」だけが残るようでは、ファンは寂しい。 ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.13 14:11:03
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