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昨日のEU圏は、財政問題解決へ向けてECB(ヨーロッパ中央銀行)、各国共に何の進展もなかった。

 イタリアの国債イタリアの6カ月物国債入札は、利回りが6.504%とユーロ導入後の最高を記録。 2年物ゼロクーポン債入札の利回りも7.814%と、ユーロ導入以降で最高となった。
 子の他、ベルギーの長期ソブリン格付け引き下げ、ギリシャが最新の中期財政計画発表したが、追加策なしでは赤字削減目標の達成困難、など前向きな情報は何一つ無い。
 これを受けて、ユーローは、ドル、円初め全ての通貨に対して大きく下落した。
 ドイツの動きも、以前に書いたように不信である。
 まさに、「EUは何処へ行く」である。

 以下の、ニュースがそれを示している。

 -11/11/26 05:03 発信ー
 <ユーロ圏の財政統合、ECBの国債買い入れ大幅拡大に道開く可能性>

 [ブリュッセル 25日 ロイター] ユーロ圏の財政統合が進展すれば、危機対応として欧州中央銀行(ECB)が国債買い入れを大幅に拡大する余地が広がる可能性がある。ユーロ圏当局者が25日明らかにした。

 あるユーロ圏当局者は「市場が非常に混乱しているため、金融政策の伝達が全く機能していないという状況になりつつある」とし、「財政統合に向け前進しているとの確信を得られれば、ECBには(危機対応に)全力を挙げる用意がある」と述べた。  ECBは市場の混乱が政策の伝達を妨げているため、国債買い入れを行っていると説明しているが、これまで買い入れは比較的小規模にとどまっている。

 またECBが大規模な国債買い入れを行っていないのは「ユーロ圏がどこに向かっているのか不明だから」であり、財政統合を強化し、ユーロ圏全体のために国家主権を一部委譲する方向へと向かえば「ECBは必要なことを行う」という。

 ユーロ圏当局者は「ドイツのさえない入札は、危機がもはや各国の問題ではなく、システム全体の問題であることを示している」とし、「これにより、ECBは金融政策の伝達が機能していないため、国債買い入れを拡大すると主張できる可能性がある」と述べた。   また、ECBが望むのであれば、2兆─3兆ユーロの買い入れは容易に行えるとし、「ECBは必要な限り買い入れを行うとは決して公言しないが、難なく実行できる能力を備えている。市場はECBが本腰を入れ始めるのを急速に目の当たりにするだろう」と述べた。

 









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Last updated  2011.11.26 11:19:01
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