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 今日も、晩秋の強い陽射しが、部屋の置くまで届いている。

 ただ、早朝の冷え込みは、この季節二番目という。
 
 空は晴れているが、遠い向うにあるか無いかというぐらいの薄~い雲が見える。

 日に日に寒さが増してきて、庭の紅葉も色濃く、老木の桜は、毎日葉を散らしている。

 今年も年賀状を書く頃となった。
 
 印刷を依頼していた年賀状が、届いた。

 そんな日々、年賀状を欠礼する、と言う葉書が届いている。

 親戚、40年も家族でお付き合いしていた親友、友人、知人、などが亡くなった。
 
 歳を重ねると、欠礼状の枚数が、年々増えてくる。

 今年の年賀状を整理しながら、鬼籍に入って行った人々の、元気な「添え書き」を寂しく読み直している。懐かしい顔が浮かぶ。

 年賀状。最近、あて先から裏面の挨拶文言に至るまで、全てパソコンで作成したものが増えている。

 貰っても、味気ない。

 年賀状ぐらい、毛筆でとは言わないが、せめて自筆で書きたいものである。


   ‘人生は すべて 心一つの 置きどころ’





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Last updated  2011.12.05 14:35:13
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