カテゴリ:本・マンガ
先ほど、ニュースステーションで
「一流企業“非正社員” (金銭面・精神面共)不安と怒り 国会で直訴」 という特集を放送していました。 これを観ながら、最近読んだ中野麻美著「労働ダンピング」という本のことを 思いだしました。 この本には、ニュースステーションで紹介されていた 非正規雇用の問題だけではなく、 依然として残る性差別問題なども書かれており、 「労働」について考えさせられる本でした。 規制緩和などにより、「労働」が”商品化”され、 賃金のダンピングが行われている実態。 結果、特に弱い立場の非正規雇用労働者に、 しわ寄せが来ている→格差社会 正社員においても、「成果主義・ノルマ」にしばられ、 決して「勝ち組」ではない状況。 自己責任・自己選択などという言葉では 片付けられなくなっている、現実。 読んでいて、すごく怖く・不安になりました。 この先、私も、ちゃんと生きていけるのかなぁ~と 思ってしまいました 国会でも、格差社会について論じたり、 春闘でもこのテーマ(非正社員の処遇改善)が焦点に 挙げられたりしていますが、 今後はどのように進んでいくのでしょうか? 「労働」が不安定な状況では、明るい未来・夢を 描くことがどうしても難しくなり、結果、暗い社会になります。 明るい社会を築いていく為には、 安定した雇用・労働システムを構築していく必要があります。 その為には、我々、労働者の働きかけが必要である、と この本は最後に締めくくっていました。 「何もしなければ悪くなるだけ」 私も、勉強不足ではありますが、 意見ができる様に、更に知識を深めて行きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/23 12:18:14 AM
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