カテゴリ:芝居・舞台・ミュージカル
プロ野球・セリーグ・阪神、あんなに楽勝だと思っていたのに、
優勝が、かなりヤバクなってきました・・・orz 巨人さんにだけは負けたくないんですけど * さて、今日は、前回8/30(ブログ)に引き続き、 また「能楽」を観に行ってきました。 前回の初・能で、 その魅力に引き込まれてしまった私ですが、 今回で、 完璧にハマってしまいました。 いいものを見せて頂きました _(_^_)_オオキニ * 今日の演目は、 源氏物語の中から「野宮」 TOGEI・木目込み人形 『能楽・野宮』 【東芸】 今日の能公演のいい所は、 演目が始まる前に、事前に解説をして下さったことと、 演目の詞章を配ってくださったこと。 お陰で、舞台の見どころが分かり、 また、詞章を観ながら鑑賞できたので、 謡曲の意味が分かり、 理解が更に深まりました。 * 源氏物語「野宮」のあらすじ(リーフレットより) 光源氏の愛を失った六条御息所が、斎宮となった息女とともに 伊勢へ下向する前に籠った嵯峨野の野宮。 御息所の亡霊が旅僧に語った想い出は、あの賀茂の祭での 車争いのこと、ここに源氏が訪ねてきた折のこと、 そして、去ってゆく源氏の後ろ姿を黒木の鳥居の向こうに 見送った永遠の別れ。その情念の記憶は、いつまでも消えることがなく よみがえり。。。 晩秋の嵯峨野を舞台に源氏物語の「あわれ」を凝縮させた屈指の名作。 * 今日の演目の主人公は、「六条御息所」 源氏物語に登場してくる女性の中で 私は、彼女のことがあまり好きではありませんでした。 嫉妬に狂い、それがもとで生霊・亡霊となり、 ライバルの女性たちを苦しめ、 ついには死に至らしめる。。。 また、前東宮妃だけあって、 プライドだけが異常に高い。 鼻持ちならない女性だと思っていました。 * しかし、今日の舞台を観て、 考え方が変わりました。 というのも、彼女が、 自分の情念の重さ・深さ、プライドの高さに 相当苦しんでいたことがわかったからなのです。 忘れたくても、忘れようとしても 決して離れてくれない、源氏への想い・執着。 「野宮」のシーンは、 その想いがようやく少し落ち着いた場面なのですが、 それでも完全に消え去ることはなく。。。 後半の御息所の舞では、 面が泣いているように見え、 こちらまで泣けてきました(/_;)(@_@。(;O;) 袖を振り払っても・振り払っても 気持ちが消えることはなく。 足を幾度となく踏みならしてみても、 思いを断ち切ることはできず。 強烈な情念から彼女を助け出してあげたくなりましたが、 私ができることといったら 気持ちを理解してあげること位で・・・ 私は、彼女ほど、人を想ったことがありませんが、 その気持ち・苦しみは、何となく 想像できるような気がします。 大人の恋は、子供の時の恋愛と比べて 重苦しいんですよね。 * とまぁ、完全に舞台の上の 六条御息所の「感情」に共感してしまった私でした。 今度、11月には、同じ場所で、 「葵上」を上演されるとのこと。 この舞台は、般若の面をつけた 六条御息所が出てくるそうです。 今回の「野宮」以上に情念に苦しんでいる彼女に また、会いに行きましょう。 いい舞台でありました。 * 追1:前回の演目に出演されていた方、数人の方が 今回の舞台にも出ておられました。 追2:六条御息所の着物が、ものすごくきれいでした。特に 後半の衣装は、その優美さに驚いてしまいました。 衣装からも、御息所が高貴な方だということを 理解することができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/21 12:15:58 AM
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