カテゴリ:本・マンガ
劇団四季「オペラ座の怪人」大阪公演、
来年5月に千秋楽決定・・・orz つ、ついにやってきました、この日が そろそろだとは思っていましたが、 やっぱり決まると寂しいなぁ。 終わっちゃう前に、 後、何回鑑賞に行こうかな。 * さて、今日は、最近読み終わりました 村上宣寛著“「心理テスト」はウソでした”について。 この本、 「統計」を用いて解説している部分は、 私には難解でしたが それ以外は、なかなか興味深い内容でした。 心理テストはウソでした この本では、以下の「心理テスト類」を否定していました。 ・血液型人間学 ・ロールシャッハ ・YG(矢田部ギルフォード) ・内田クレペリン それぞれのテストを統計などで分析した上で、 信頼性、妥当性などを検証し、 その価値をバッサリと否定していました。 それは、お見事?な切っぷりでした。 「信用できない心理テストを行うのは、 時間・コストの無駄である」 * 切られていた中で私が一番、小気味よかったのが 「血液型人間学」 私、驚かれるかもしれませんが 基本的に「血液型別性格診断」は信用していません ネタや、話を盛り上げる(合わせる)為に 私も、血液型別性格を話したり、書いたりしますが、 それはあくまでも、お遊び。 だから、真剣に「血液型別性格診断」を信じている人と 話をすると、少し疲れてしまいます。 私の血液型はB型なのですが、 真剣な顔つきで「sakuranomiは、典型的なB型だよね~」と 言われると、 「勝手に私の性格を決めつけるな!人の性格はもっと複雑なのだっ!」と 思ってしまいます 今の会社、上司群に、 「血液型別性格」を信じている人が結構いるから、 ちょっと頭が痛い・・・orz * 以下、各項目についての 否定っぷりなどを簡単にご紹介 ・バーナム効果 誰にでも当てはまるような一般的な性格記述を 自分だけに当てはまるとみなしてしまう現象 (心地よい内容であれば、偽の情報でも信じやすい →否定的情報は嫌われる) ・ロールシャッハテスト アメリカではかなり以前から妥当性について 批判的意見が出ている。 「インクのシミが明らかにするのは、唯一、 それらを解釈する検査者の秘められた世界である。 これらの先生方は、被験者のことよりも 自分自身のことをたぶん多く語っている」 (テスト研究者・アナスティシ 1982年) 世界標準とされる“エクスナ法”に対する 批判論文の発表 →ロールシャッハ・テストの結果は、検査者ごとに異なる ・YG(矢田部ギルフォード性格検査) 被験者が建前的に答えたり、 無意識的にウソをつく可能性がある。 また、それを見破る尺度がない。 →被験者のほとんどが同じ結果となるケースがある (教員の適性試験として使われた場合など、合格したい想いから D型中心になる。ちなみに私もD型) 半世紀前に標準化されたまま、その後放置 (質問項目の入れ替えが行われたが、再標準化されず) YGの12性格特性因子は幻想。 →3グループ尺度のみ ・内田クレペリン検査 検査を繰り返し受けると、定型パタンが減っていく。 簡易知能検査としては使えるけれど、心理テストとして 使える水準ではない。 定型パタンが正常者、否定型パタンが異常者という証拠はない * 今、社内で、 中途採用者向け・入社試験時における性格テストの 実施を検討していて、 実験台?として、最近、私自身、 ある業者が開発した、性格テストを受験しました。 私、性格テストは、これまでにも カウンセラー系学校で、いくつか勉強してきたけど、 今回、受けたのは、初めてのパターンの試験でした。 で、その結果。 う~ん。 相変わらず野獣系だったけど、 でも、当たっていないような箇所もあったりで・・・ ちょっと微妙。 この本を読んだ後なので、 結果を素直に受け入れることができないわ * まとめ: 「性格テストは、全て正確でもないし、 全てウソでもない」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/19 01:30:04 AM
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