カテゴリ:本・マンガ
今日は、最近読んだ本
宮部修著「文章をダメにする三つの条件」という本について。 文章をダメにする三つの条件 * 私は、昔っから 文章を作るのが、すごく苦手。 このブログでも、下手な文章をたくさん公開して、 皆様にご迷惑をおかけしております。 時々、自分の過去のブログを読みなおして、 その下手くそさに、恥ずかしくて倒れそうになります(笑) ホントすみません・・・<(_ _)> 「上手」にならなくてもいいから、 せめて「下手」から卒業できたらなぁ~・・・ そう思い、この本を読んでみました。 * この本には、 文章、特に「作文」について、 書き手がしてはならないことを中心に、 文章力をどのように向上させるかが述べられていました。 以下、本の内容を抜粋してご紹介。 ・「作文」をダメにする三つの傾向 1.事実や印象の羅列 2.理屈攻め 3.一般論の展開 この三つを避けることが 作文文章につまずかないための条件 <書くための流れ> ・書き始める前に「何を書きたいか(言いたいか)」、 出題者から「何を求められているか」を 正確につかむ ↓ 「何を書きたいか」・「何を求められているか」を見極める為に 一番強力な手段は、メモ作り (良いメモができれば作文の80%は完成している) ↓ メモの中から 真に書きたいワン・ポイントはどこかを自問 ↓ 書きたいポイントから外れた部分、要らない素材は、 思い切って“捨てる” ↓ 「自分を伝える」 ・読み手が、作文(エッセイ)で知りたいのは 一般論や理屈ではなく、書き手の感性・知性・ どんな体験の持ち主なのか ・個人的な体験を極力具体的に書く(人との違いを強調) ↓ 書き終えたら、最初と最後の一パラグラフを削除 (文章の中から、無駄な“意味付け”“理由付け”を落とす) <文章の面白さについて> 個人的な体験、日常の鋭い観察が文章を面白くする ☆人に聴いてもらいたいこと・言いたいことor恥ずかしくて人に聴かせられないことを効果的に ☆日常生活での“観察”の重要さ →過去の自分の体験と、“今の自分”がどのように密接かを絡める ☆日頃から、好奇心を持って、意識的・強制的に対象を観察→メモ ※注意:予見をもって、観察しない! ☆優れたものに接すること →自分の心の土壌を常に肥えたものに ☆技巧よりも、わかり易い表現を ☆出来事から感じた、心躍る“ハッ”の感覚を大切に ☆文章は人が書くもの。まず人間を磨く <応用編> ・対象をできるだけ客観的に、詳しく、具体的に描写する (読み手が、書かれた対象を心に描きやすく、共感しやすくなる) ・「説明よりも描写」「主観より客観」 ・文章と文章の間、ことばとことばの間に隙間風を ・うまい文章には主語がなく、非論理的←かなり高度 ☆作文の効用は、あらたな自分に気づくこと →作文が書ければ自分史も簡単に書ける * 著者は、再三、普段の「メモ取り」の 重要性を説いておられました。 メモかぁ~ そんなの書いてないなぁ~ * これを読んですぐに効果があるとは 私に関しては言えないけど、 いつの日か、「文章下手」から卒業できたらいいなぁ~。 その為には、著者曰く、 「作文」を兎に角「書き慣れる」ことが大切なんだそうです。 (※小論文・日記などではない) ブログでは、あまり練習にはならないんでしょうけれど、 私には、作文を書く機会というのは、ほとんどないので、 まずは、こちらで、ぼちぼちと鍛練ですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/01/04 09:36:01 AM
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