カテゴリ:芝居・舞台・ミュージカル
新年早々、ハードな仕事量。
朝、出社したら、 一気に現実に戻されてしまいました。 正月休みボケなどしている場合じゃ 全くないのです。 * さて、今日は、時間もないので、 昨日(4日)に観に行った、 劇団四季「解ってたまるか!」(ストレートプレイ)の 感想をサクッと簡単に。 いやぁ~すごい舞台でした。 公演中、止まることなく続く、 セリフ・セリフ・セリフ・・・ 言葉・言葉・言葉・・・ セリフや言葉が舞台から客席に向かって、 次から次へとこぼれ落ちてくるのです。 それを受け止めるために、 幕が開いた瞬間から、 ミュージカルを鑑賞する時とは全く違う部分の 脳のスイッチが「カチッ」と入り、 私の頭と、舞台とがガチンコ勝負を始めました 「どのセリフも一つとして、聴き洩らすまい!!!」 セリフ一つ一つに、 社会全体を皮肉った深い意味が込められていて、 幕が降りた後、まるで、 1冊の社会派小説を読み終わったような気に なってしまいました。 * この舞台は、 実際に1968年2月に起こった金嬉老事件を元に 作られているそうです。 (※金嬉老事件=Wikipedia) この事件、 劇場型犯罪の走りとも言われる出来事だったそうで、 舞台の登場人物にも、犯人・被害者・警察だけでなく、 マスコミ、文化人たちが登場してきます。 どの登場人物も事件を解決しようと必死なんだけど、 でも、それが過ぎて、 本来とは違う方向を向いてしまう。 真面目な話なんだけど、そこが観客の笑いを誘います。 その笑いは、パンフにも書いていましたが、 かなり「シニカル」 この舞台、 先日観た、ブラックコメディ(11/26ブログ)に続く 「笑劇」っていう触れ込みだったけど、 同じ「笑劇」でも、こんなシニカルな笑い大好き。 ブラコメよりずっと気に入りました。 そう、これはただの「笑劇」ではないのです。 「社会派笑劇」なんです * 主役を演じた加藤敬二さん。 彼は凄いっ あの膨大なセリフと、あの難しい犯人役を 難なくこなしていたことに ただただ感服。 今まで、ダンサーとして憧れていましたが、 役者としての力量に対しても尊敬です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/01/06 02:57:22 AM
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