カテゴリ:本・マンガ
今日は、1か月程前に読んだ本のことを簡単に。
「生物と無生物のあいだ」福岡伸一著 生物と無生物のあいだ 内容(「BOOK」データベースより) 生きているとはどういうことか―謎を解くカギはジグソーパズルにある!? 分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、 目に映る景色をガラリと変える。 この本、非常に面白かったです。 最初、図書館で借りて読んでいたのですが あまりのおもしろさに、所有欲が出てきて、 思わず購入してしまいました 著者・福岡さんの文章の書き方が上手いんだろうと思うんですが、 ページをめくるのももどかしく、ドキドキしながら 読み進めてしまいました。 この本に関して、様々な意見があるようですが、 私としては、ベストセラーになったのも納得の作品だと 思いました。 この本と高校生の時までに出会っていたら、 迷わず、この分野(生物・生命)に進んでいただろうと思います。 元々、興味があった分野だけに、 出会いが遅くて、ちょっと残念かな * 以下、感じたことを少しだけ。 生物って、 なんて高度で複雑で神秘的なんだろう “生きている”って、 なんて「凄い」ことなんだろう 私の知らない所で、 私の体中の至る所で、 私の細胞たちが絶え間なく「動いて」いる。 昨日の私、 今日の私、 明日の私、 同じ私でありながら、決して同じでない。 常に、新しい私。 「生命とは動的平衡にある流れである」 * また、分子同士の「相補性」 ということも心に残りました。 この本では、この「相補性」を ジクソーパズルに例えて解説していました。 ジクソーパズル=凸凹 細胞分子たちには、ジクソーパズルのように 相補性の法則?があるんだそうです。 彼らには、 自分に欠けたものを埋めて(または、突出したものを納めて)くれる パートナーが存在し、 それらはお互いを求め合い、出会い、 そして結合する。 その流れ(動き)こそが、 「生命を繋いでいく」支えとなっているんだそうです。 これって、すごくロマンチックだと思いました。 まるで、恋愛みたい。 分子同士でも、こんなやりとりをしているんだから 大本の私自身も、やっぱり、パートナーが必要なんだよって 思ってしまいました 今の私は、 ジクソーパズルの一辺が欠けた 不安定な状態。 不安定で不完全なまま放置して、 異常化しないようにしなきゃ あぁ、私の「相補」的存在は、 どこにいらっしゃるんでしょうか? これから出会う人?それとも、もう、すでに出会っている人? 「相補的結合から構成された分子装置は、 細胞のあらゆる局面に位置し、生命活動を行う」 「互いにパートナーを求めて、自分の納まるべき 場所に納まる」 「生命は、その内部に張り巡らされたかたちの相補性に よって支えられており、その相補性によって、絶え間のない 流れの中の動的な平衡状態を保ちえている」 * 「私たちの生命は、時間軸に沿って流れる、 後戻りのできない一方向のプロセスである」 「生物には時間がある」 「動的な平衡がもつ、やわらかな適応力と なめらかな復元力の大きさ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/04/27 02:09:56 AM
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