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2009/12/06
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カテゴリ:本・マンガ
今日は、タイプの違う2人の弁護士さんが書かれた本を
ご紹介。



まずは、西田研志著「サルでもできる弁護士業」



サルでもできる弁護士業


【内容情報】(「BOOK」データベースより)

どこの国と比べてみても、日本の弁護士は特殊だ。
彼らは、人々のために仕事をするのではない。
彼ら自身のために仕事をするのである。世間の常識は、
弁護士の世界では常識ではない。
歪んだ日本の弁護士業界の内幕をすべて白日の下に曝す。





      *



本後半は、弁護士である著者事務所の宣伝になっているように
感じましたが、
前半部分は、びっくりする内容でした。


弁護士業界って、本当にそうなの?って感じ。


多少、著者の偏った意見が含まれているんだと思いますが、
エリートとよばれるこの業界の裏側を
のぞき見したような気になりました。



以下、内容を少しご紹介。



・弁護士を縛り付けているものは、
 弁護士会・日本弁護士連合会(日弁連)と
 “弁護士法第72条”

「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、
 非訟事件及び審査請求、異議申立て、審査請求等行政庁に対する
 不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁
 若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋を
 することを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に
 別段の定めがある場合は、この限りでない。」


 ~この法により、何から何まで弁護士が業務を行わないといけない。
  お陰で、ひとりの弁護士が年間に処理する事件の数は30~40件~



・以前の弁護士業界は、広告が禁止されていた為、
 弁護士会からの紹介で仕事をしていた。(弁護士会からの“飴”)

 その為、弁護士は、ゴミ事件ばかりの一般の国民のほうを
 向こうとせず、ひたすら弁護士会のほうを見てきたのだ。



・弁護士会は、いまどきありえない古い派閥組織。
 “ギルド”。



・日弁連は、実質共産党の支配下。



・(著者は)弁護士業のマニュアル化に取り組んでおり、
 今まで、見向きもされなかった所謂「ゴミ事件」の
 安・早・高品質解決を提供している。
 (お陰で弁護士会から、非弁行為疑惑をかけられる)



・「なんでも屋」になるというのは、何でもできるわけだが、
 翻せば「何もできない」ということである。


 


などなど。




著者が目指しているのは、パラリーガルを活用した
弁護業務のシステム化・マニュアル化。

弁護士は、あくまでも法律の専門家であり、
被害者の心の痛みまでじっくりと話を聴くことはない。
それは、別の専門家に任せたほうがいい。

そうすればもっと法の仕事に特化でき、
件数もこなせる。
また、余った時間で、
もっと法に関する良い仕事ができる。

弁護士会などに頼っていた時代は終わった、
これからは各弁護士がもっと自由に、
仕事の幅を広げていくべきだ、と。





マニュアル化かぁ~

これまで私、弁護士に頼ったことは
ないので何とも言えませんが、
これにも一長一短があるんだろうなと思いました。


中にはお金を払ってでも
話をじっくりと聴いてほしい
クライアントもいると思うんです。




ただ、色々なタイプの弁護士を
依頼側が選ぶことができるようになることは、
凄くいいことなのかなって思います。




      *




続いて、笹山尚人著「人が壊れてゆく職場」

こちらは先ほどの、
西田研志弁護士とは考え方が正反対。


人が壊れてゆく職場



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、
「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。
本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と
「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、
貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。





上記、内容情報にもあるように、
この「人が壊れてゆく職場」は、
労働事件(パワハラ、非正規、解雇など)を取り上げた本でした。


この本の中で、著者は、

「非正規労働者から、利益をたくさん挙げようというのは、
もともと無理な話である。しかし、非正規雇用の仕事は
実に気持ちいい。本当に助けを必要としている人の役に
立てたという実感があるからだ。

首都圏青年ユニオンと連携して一緒に戦うことで、依頼者の要求にも、
周囲の労働者の労働環境改善にも貢献できたのである。

これはお金に換え難い醍醐味である。だから、私は非正規雇用問題に
取り組むことを止めようと思わない。」


と書いておられました。


う~ん、実に爽やか。


依頼者の為に、ユニオンと連携し、労働環境改善にも貢献されるって、
相当時間のかかることだと思います。


これは、安・速のマニュアルでは出来ないこと。




      *




弁護士さんに
頼らなくてはいけなくなった時、私は

淡々と片づけたい、敷金などの問題は
西田弁護士タイプに、

心の痛みを伴うような問題は、
笹山弁護士タイプに、

依頼したいと思いますうっしっし





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Last updated  2009/12/07 02:05:04 AM


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