カテゴリ:芝居・舞台・ミュージカル
今日は、両親と
兵庫県立芸術文化センターで公演された、 “広上淳一/京都市交響楽団「オーケストラで描くヒーローたち」” に行ってきました。 まずは、このコンサートのプログラムを。 第1部:大河ドラマ主題歌より ・「龍馬伝」 (H22年 作曲:佐藤直紀) ・「赤穂浪士」 (S39年 作曲:芥川也寸志) ・「花神」 (S52年 作曲:林光) ・「翔ぶが如く」 (H2年 作曲:一柳慧) ・「風林火山」 (H19年 作曲:千住明) ・「利家とまつ」 (H14年 作曲:渡辺俊幸) ・「篤姫」 (H20年 作曲:吉俣良) ・「天地人」 (H21年 作曲:大島ミチル) 第2部 ・序曲「レオノーレ」第3番op.72b ・交響曲第5番ハ短調「運命」op.67 アンコール 寅さんテーマ曲 * まず第1部について。 ほとんどテレビを見ない私ですが、 大河ドラマだけは、小さい頃から親の影響を受け、 割と続けて見ています。 見続けていて、いつも思うのが 大河ドラマの主題歌(テーマソング)って、 すごく良い曲が多いなぁ~ってこと。 その曲たちが一部とはいえ、 オーケストラで生で聴けるってことになったら、 もう、コンサートに行くしかないでしょ 特選 大河ドラマ名曲集 幕末・維新編 戦国時代編 今日、演奏してくださったのは、 大河ドラマ歴代全49作品の中から 選ばれた8曲。 その中には、 初めて聞く曲も半分位ありましたが、 それでも、やっぱり素晴しい 何が素晴しいかって、 どの曲も豪華なんですよね。 この「豪華」さって、一体、どういう所から来ているんだろうと 思っていたのですが、 今日、各曲の解説を聞いて、 それが少し分かったような気がしました。 1年間という長い長いストーリーを、作曲家さんたちが、 「2分程度の短い曲にグッと凝縮して表現しているから」、 だったんですね。 1年分の想いを、2分に込める。 そりゃ、濃く・豪華にもなりますね。 8曲の中で一番良かったのが、 「天地人」。 勇ましくて、そして、優しくて。 直江兼続の性格そのままを表現しているかのようでした。 次が、「風林火山」。 この年、ちょうどドラマを見ていなくて、 今日、この曲を初めて聴いたのですが、 素晴しい曲でしたね~。 指揮者の広上さんもおっしゃっていたのですが、 絶妙なタイミングで、色々な音が曲の中に エッセンスとして加わっていて、 聞いている方は、ドキドキさせられるんです。 また、壮大な雰囲気も持っていて、 聞いているだけで、大きな気持ちになれました。 今年放送の「龍馬伝」も、もちろん素晴かったです。 「篤姫」のテーマソングは、 ドラマを見ているときには、あまり気にしたことが無かったんですが、 こうやって他の曲と比べてみると、 すごく柔らかな旋律だったことが、良く分かりました。 そして「翔ぶが如く」。 この曲も、初めて聞いたのですが、すごく珍しい旋律で、 ちょっとびっくりでした。 ドラマの「波乱万丈」さを、 音楽で見事に表現されていました。 * 続いて、第2部。 こちらも、第1部に引き続き、 素晴しかった 難聴という“運命”に打ち勝った、 ベートヴェンの強靭な精神力が、 私たち鑑賞者の心に強烈に響いてきました。 強い。 曲が強い。 「運命」、 やっぱり名曲ですね。 CDで聞いているよりも、 直球で身体に作曲者のメッセージが伝わってきました。 ちょっとしたことで、ヘコタレテはいけません、 私たちには力があるんです、って 教え諭されているかのような 熱い曲、熱い演奏、熱い指揮でした。 最後は、鳥肌が立ちました。 興奮しました。 この先、自分自身にパワーが欲しくなったら、 この「運命」を聞こうと思います。 * しかし、 曲には、作曲者の性格が出てきますね。 第9もそうですが、 ベートーヴェンの曲は、ごつい。 柔らかい旋律の中にも、 頑とした“芯”が感じられるんです。 モーツァルトとは正反対(笑) マーラー / 交響曲第4番、他 広上淳一&ロイヤル・フィル 【CD】 追: 今日、初めて知ったんですが、 「運命」の有名な冒頭の旋律は、 “運命”が扉をたたいている音だったんですね。 プログラム解説によると ベートーヴェンは、この旋律を指して、 「運命はこのように扉をたたく」と言ったそうです。 そうやって聞くと、本当に扉を叩いている音に 聞こえてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/10/24 02:14:25 AM
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