芸術の秋3 「絹谷幸二展」
今日は、10/20まで大阪・高島屋グランドホールで開催されている「絹谷幸二展」について。絹谷幸二画集(2) *うぉぉ~!会場に足を一歩踏み入れてびっくりしてしまいましたなんてすごいパワーなんだっ色彩の洪水!!!会場一面、色・色・色!!! *絹谷幸二さんは、展覧会の冒頭で以下のように説いておられました。・地球は全宇宙の中で唯一の天国・浄土・色彩あふるるところには、緑・花・平和・喜びが満ちている・色彩が薄れるのは、危機的状況に陥るひとつの証拠(例:戦争が起これば国防色が主流となる 人が死ねば白黒で覆われる 砂漠・深海など生物が生存しにくい所は色が少ない) *そのお考え通り、彼の絵は、“悩み”や“苦しみ”を超越した「生への喜び~色~」に満ち溢れていました。私は、そのパワーに魅了され、彼の「色彩の洪水」に、すっかり溺れてしまいました。 *ただ、喜びやパワーがみなぎりすぎていて、追い立てられるような印象を持たれる方もおられるんじゃないかなぁ~、とも思ってしまいましたこの方の絵は、観る人と、観る人の心の状態を選ぶような感じがします。心の調子がよくない状態の方が鑑賞したら、「もっと頑張れ」と尻をさらに叩かれているような気になり、更にしんどくなられるかもしれない。。。 *展示は、「祭」「賛歌」「愛」「スポーツ」「祈り」「人間」という6つのコーナーに分かれていました。私が一番気に入ったのは、「祭」のコーナー。その中で、特に気に入った絵は「炎炎・東大寺修二会」天変地異が奈良・二月堂・お水とりの行事で起こってしまったんじゃないかと思わせるような、大胆な描き方に私はすっかり引き込まれてしまいました。絵が揺れ動いているように感じました。 *後、びっくりしたのが、セリフが絵の一部として描かれていたこと。文字が絵の一部として同化していました。 *「色即是空、空即是色」 *高いとは思ったけど、サイン入りの図録(シールのおまけつき)2,000円を購入。絹谷幸二展 ~10/20まで高島屋・大阪店 グランドホール HP追:絹谷さんは、私と同じ、奈良ご出身とのこと。(←かなり親近感) なら100年会館に彼の壁画が飾られているそうなので、 今度帰省した時に、見に行ってみることにします♪追2:大学では小磯良平教室におられたとか。 小磯良平さんと絹谷幸二さん、 あまりの画風の違いに、ちょっと想像がつかない(笑) (院では、壁画を専攻)