ロダン展
続きまして、兵庫県立美術館で開催されている「ロダン展」彫刻の展覧会を観に行くのは、同じ美術館で、昨年にあった「アルベルト・ジャコメッティ展」以来。絵画と違い、彫刻は3次元(立体)で、作品を鑑賞できるのが魅力今日も、作品の周りをぐるぐる回って、じっくりと鑑賞してきました作品の多くが、今にも動き出しそうな位、精巧に作られていて、すごいですロダンの観察力の素晴らしさに感嘆しました特に「手」の作品に力を入れておられたみたいで、素材や色を変えて作られた「右手」という作品が、ずらりと一つのケースに並べられていて、驚かされます同じ型で作られた作品なのに、素材が違うだけでこんなにも感じが変わるのだと、新たな発見ですまた、面白かったのが、「接吻の男のトルソ」です。男性の像だったのですが、その左肩に何物かの手首から先だけがポツンと添えられていました。私は、男性に支えられた女性の手だと思うのですが、どうなんでしょうか?この様に、観るものに想像をさせる作品も面白いなぁと思いましたまた、今回のこの展覧会のテーマは「白と黒の新しい世界」作品の原型として使われる石膏や、大理石の作品を「白」。それに対して「黒」は、ブロンズの作品のこと。この対比がとても面白かったです。また、入り口付近に、出品リストと共に“「ロダン-創造の秘密」展 かわら版”が置かれていました。音声ガイドを借りられない方は、是非、このかわら版を手にとってみて下さいネ作品に付いているそれぞれの解説よりも詳しく書かれていて、鑑賞の際に、私は、とても参考になりました兵庫県立美術館 HP展覧会は ~5/13まで