聖地チベット展
今日は、大阪歴史博物館で開催されている「聖地 チベット展」について。私、こう見えても?チベット文化に結構、興味があるんです実際に行ってみたい。【展覧会概要】~HPより~平均標高4,000メートルを越えるチベット高原では、その厳しい自然条件の中にあっても古くから農業や牧畜に従事しながら人々が暮らしてきました。7世紀には吐蕃王国が成立し、その最盛期(8~9世紀)には西域にまで領土を広げ、唐の都・長安に攻め込むほどの勢力を誇りました。その後チベットは、インドで発展した後期密教を取り入れながら、中国を通じて日本に伝わった密教とは大きく異なった密教を発展させました。そして元・明・清の歴代中国王朝とも密接な関係を持ちながら、豊かで独自な文化を育んできました。この展覧会ではチベットの成立にはじまり、チベットで発展した独特の魅力あふれる仏像・仏画などの密教美術、歴代王朝との交流を示す中国陶磁器、そしてチベット医学や楽器なども含めて幅広く紹介します。ユネスコ世界文化遺産にも登録されているチベット自治区のポタラ宮や河北省承徳宮をはじめとする、宮殿や寺院に保存されている至宝約120件(うち36件は日本の国宝に相当する国家一級文物)によって、チベット文化の精髄をご覧いただけます。あでやかな色をしたマンダラ、動きがあり、表情豊かな仏像群、仲良く抱き合っている仏たちなど日本とは異なる雰囲気を持った120点ほどの作品たち。これらを楽しみながら鑑賞していると、時間があっという間に経ってしまいました。 *展示された中で印象的だったのはマンダラです。数は多くありませんでしたが、展示されていた作品どれもが色といい、模様といい、美しすぎました。また、広くて、深くて、大きい・・・平面なのに、すごく立体的。映画「アバター」のように3Dメガネは必要ありません(笑)私、マンダラだったら一日見ていても、飽きないかもしれない。時間を忘れさせてくれる芸術品です。 【30%OFF】ジグソーパズル:1500スモールピース 絵画/曼荼羅(マンダラ)「護法神曼荼羅」 【30%OFF】ジグソーパズル:2000ピース 絵画/曼荼羅(マンダラ)「金剛界曼荼羅」マンダラ増補改訂版また、抱擁する仏様たちも印象的でした。男女の仏様が抱き合うだけでなくしっかりと結ばれていて不思議でした。(通常は、見せるものではないと、錦の衣をかぶせているそうです)「カーラチャクラ父母仏」の解説には、「男性の仏と女性の仏が一体化することによって得られる悟りの境地を表現したもの」と書かれていました。一体化することによって得られる悟りの境地・・・いやぁ~確かにそして、一体化とは、命を未来に繋ぐ行為でもあるわけで、まさに時空を超えた深い教え、ですね。それを仏様自らがお示しされている・・・むやみやたらに「禁欲」を是とする教えよりもよっぽど、本来の“生きとし生けるもの”っぽくていいと思いました。 *「生」を感じさせる一体化した仏様とは反対に「死」の象徴?ドクロをまとった仏様も数点見受けられました。このドクロは、人間の罪を克服する意味があるとかで、それらを超越した仏様たちが、意気揚々とドクロを装飾品として身につけていました。面白い~。 *また、「十一面千手千眼観音菩薩立」は必見です。おびただしい数の腕(全てに目が描かれている)、トルコ石を使った装飾品、十一のお顔、どれをとっても、どこを見ても手を抜いている個所はなし。非常に精巧で、ホントお見事でした。 *この展覧会は、チベット文化の紹介に終始していましたが、機会があれば、チベットの複雑な歴史も調べてみようと思いました。聖地チベット展 ~3/31まで大阪歴史博物館 HP