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保育園での散歩中。 公園の真ん中にハトが座ってじっとしているのを子どもが見つけた。 一人の子は「たまごを生んどるんじゃないかねぇ」 他の子は「死んどるんじゃない。うめてやらんとー」と。 同じ光景を見ているのに感じ方いろいろ。 死んでる・・・って言った子が、‘埋める‘って言ったことがとても具体的な表現だったので、 その日のお迎えでお母さんに聞いてみると、 家に迷い込んだハトを一晩保護したら、翌朝死んでて埋めてやったとか。 なるほど。 何気ない一言にも、3年間生きてきた経験がもとになってることもあるんだなぁ。
そして夕方。 庭で遊んでいた子どもたちが部屋にいた私を「きて!すぐきて~~~!!」と呼びに来るので急いで行ってみると、 瀕死の蛾が、小さいアリに無数にたかられているところ。 子どもたちの中でなにか尋常でない出来事に感じられたのかな・・・みんなしゃがんで見守っている。 蛾がかわいそうになったのか、蟻の味方がしたかったのか、 木切れでぐじゃぐじゃにしそうになった子がいたけど、 「どっちも真剣じゃけん、見るだけにしとこうか」というと、「しんけん・・・しんけん・・・」とつぶやいていた。 数分後、蛾が絶命。 生き物からだだの物になった蛾を、さらに多くの蟻がかこんでいた。
同じ日に、命を感じる出来事が2回も。 大人の私も、子どもひとりひとりの見方を改めて教えられる出来事でした。
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