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保育園の園児たちは、毎朝年の数だけ部屋の雑巾がけをしている。 手をしっかり広げて腕を張り、お尻を上げて足指で蹴る。 たったこれだけのことだけど、体の必要な部分をしっかり動かすことになる。 休まずに部屋の端から端へ駆けることで、集中することも覚えてくる。 足の指をしっかり使うことは、バランスよく歩行する基礎にもなる。 いいことづくめだ。 今まで、体を使うことの一環として位置付けていた雑巾がけだけど、 一番大きい子が年少になったことで、今度は”自分たちの部屋をきれいにする”という新しい目的を追加することにした。 「みんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになったと思う?」と聞くと、 「うん!」とうなづく。 「大きくなった人にしかできないことなんだけど、こんどからできるかなぁ?」と問いかけると、 「できる、できる」と。 真剣にすると、ぞうきんに真っ黒い手のスタンプができるんだよーと、 その日頑張った子が使って汚れが手形になっていた雑巾をみせて、「へえ~」という顔になる。 さて、来週からどんな様子をみせてくれるかな。
この日は雨だったので、その話の流れで「お兄ちゃんお姉ちゃんの人は自分の椅子や棚も雑巾で拭いてね」と提案すると、 先ほどの話の流れがあるので、競うように拭きだした。 が、一人の子だけ、やろうとしない。 「雑巾しないの」と聞くと、「まだちっちゃいから!」とすまして言った。 ちゃんと理由付けできる立派なお兄ちゃんなのに! やりたくないのねー。 知恵はバッチリだわ~~~。
また、ご飯を食べているとき、手拭きタオルの話になり、 どうして私がタオルを使わないかと子どもたちが疑問だったらしい。 「こぼさないから、いらんのよ」 と言うと、2歳児が「オトナだから?」と聞いてきた。 いろんなところに、大人の尺度があるんだなぁ~とほほえましい。 (というか、大笑いだったけど) 子ども同士の会話を聞いてみると、 「〇〇ちゃんのお母さん、もうお仕事行ったの?なんでお仕事いったの?」 「だって、仕事せんと。お金が足りなくなるでしょ」 大人顔負けの会話です!!
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