カテゴリ:パパのブラス的日常
今日わがグリストブラスバンドは、宇治市の宇治小学校金管バンド部の指導にお招きいただき、終日おじゃましてきました
なんどかこの小学校のことは書いたことがありますが、ここの金管バンド部は、グリストと同じく「英国式金管バンド」の形態をした、京都でも数少ないバンドです レベルは非常に高く、コンクールでは関西金賞 全国に遠征に行く実力派集団です 顧問のN先生が、昨年のグリストの定演で客演のタクトを振ってくださったことから、今年も我々はこの部の練習を指導させていただくことになりました 今日の練習は、部がこの夏のコンクールで演奏される曲(曲目はまだ内緒^^;) 朝、体育館で小学生の合奏を聴いた後、同じ曲をグリストが演奏してから、各パートに別れてそれぞれの教室でパート練習 この部の子供さんたちはどの子も礼儀正しく、やっぱり上手い学校はしつけ面もしっかりしているなと感心 午前2時間のパート練習の後、お弁当をごちそうになり午後はまた1時間のパート練習、その後は再び体育館に集まって合同練習です 両楽団のメンバーは、パート毎に混成で席に座り、小学生とグリストを合わせるとなんと70人の圧巻のブリティッシュブラスです 合同練習の締めくくりは、なんとそのままの体制でグリストの演奏です つまり、僕の席の両側は小学生が座っている 先生は子どもたちにおっしゃいました 「君ら、またとない機会だから、譜面なんか見なくていいから、奏者の動きをしっかり見て、耳を開いて音を聴きなさい」 すると子どもたちは僕の両側から楽器と僕の顔をのぞき込む しぇーーーっ この子達は、この曲を土日も休むことなく練習しまくっており、空で覚えていることだろう 一方、僕らは今日の練習のために何度か合奏しただけ 一切のごまかしはきかない 教える側として吹く以上、この子達とは歴然とした差がなければならない かくしてタクトは振り下ろされた 両側から思いっっっきり子どもたちの視線を感じる 曲の難所にさしかかる 難所は彼女たちも苦手だろうが、僕にとっても難所である 子どもたちは乗り出して僕の動きを見ている その距離、十数センチ まかりまちがってミスでもしたら、子どもたちは …なーんだ、グリストも大したことないじゃん…と思うだろう 背中に汗が流れるのを感じる… 3分余りの時間をして、何とか曲は終わった 聴いていたお母さん方、そして子どもたちから拍手が起こった 僕は、はっきり言って…コンクール以上に本気で吹きました 吹き終えた後は、はっきりいってフラフラでした ===================== 全体合奏の後は、子どもたちは帰宅し、今度は僕らが体育館をお借りして、今日の練習の始まりです 今日は、6月8日の吹奏楽祭の曲目の後、7月12日の英国代表学生バンドと合同演奏する譜面が到着したことから初見演奏 終了したときはほとんど過労死状態でした しかし、最後の指揮者のC(つぇー)くんのひと言で疲れが吹っ飛んだ 「では、今日のMVPを発表します」 (いつからMVPなんてやることになったの?) 「今日のMVPはさくらパパです。どの曲もよく鳴っていました」 やった~~っ うちの指揮者は滅多に奏者を誉めることはない はっきり言って、疲れが取れておつりが来る位うれしかった たしかに、小学生を前にごまかしが利かないという状況から、午後になって自分でも音が良く出てきたと思っていました これからは、こちらからお願いしてでも時々こんな練習をするのがいいのかも知れません では、今日はこのくらいで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月18日 21時52分38秒
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