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2008年07月13日
カテゴリ：パパのブラス的日常
 圧巻、100人規模のブラス！ タクトを振るのはグリストブラスバンド指揮者「福ちゃん」です 昨日、城陽市で開催されたナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・スコットランド＆グリストブラスバンド日英交流ジョイント・コンサートには、多くのお客様に来ていただき、大盛況のうちに幕を下ろすことが出来ました お越し下さったお客様に、この場を借りて深く深くお礼を申し上げます 本当にありがとうございました 団員は朝９時に集合して楽器の搬入に楽屋や受付の設置  写真は、団員前売り券の集計と精算が合致し、小躍りして喜ぶスタッフ いつも明るく団員を引っ張ってくれる２人です(感謝！) しばらくすると、廊下を歩くスキンヘッドの男性を発見！！！ なんと、客演の世界トップのユーフォ奏者スティーブン・ミード氏とばったり ミード氏は僕を見てにこっと微笑んだ 僕は「こんにちは！」と声をかけると 「コニチハ、ハジメマシテ」と握手を求められた(感激！もう手を洗わん) 時間を置かず、ユースのメンバーが到着 みんな、背ぇ高～っ ほとんどは金髪で、目の色はブルーかグレー 女の子は全員、めっちゃくちゃきれいな人ばかり そんななかグリストは一部のリハーサル開始 すると、ユースのメンバーが客席に座った この状況で吹くの？ しぇぇぇっ、緊張するっ 言うなれば、サッカーワールドカップフランス代表チームの前で、町のサッカー同好会が試合するようなものです 僕らの次は２部、ユースのステージリハです  英国式金管バンドは、通常定員28名です ところがこのバンドは70名以上 こんな光景見たことない 指揮は、ブラス界のカラヤン リチャードエバンス氏です  リハなのでステージ上から写真を撮らせてもらいました ブラスの場合、人が多ければいいと言うものではなく、多くなればかえってコントロールが効かなくなります ところが、このバンドと来たら 究極に均整の取れた調和とでも表現したらいいのだろうか？ 大人数が発するピアニシモ 本当に静かで、それぞれ調和が取れている フォルテシモ！ 脳天を揺さぶるような迫力がある でも決してやかましくない 全体を通して音が温かい そして広い 彼らの演奏が最良の環境の映画館の映画だとすれば、僕らのそれはワンセグの動画か？  ミード氏のユーフォ！ あり得ない、超超超絶技巧とでも言おうか 当団ユーフォニストのニャンさんを見ると眼にいっぱい涙を溜めて聴いている にゃんさんと話をしようと思ったけど、僕も涙声になりそうな位感動してしまい、言葉が出なかった そして、第３部合同演奏のリハ ユースのメンバーの席に間に僕らが座る ソロ・テナーのプリンシパルの男性が席を示してくれた 簡単に自己紹介して握手 他に2人のソロ・テナーの女の子 はっきり言って、めちゃめちゃかわいい そして必ず、微笑みながら話す 通常のバンドでは１人のソロ・テナーがなんと４人 間もなく、エバンス登場 田舎の音楽団にいきなりベルリンフィルとカラヤンがやって来たようなものだ ユースのソロ・テナーの男の子は、信じられないくらい甘く、はっきりした音を出す 楽器は？？？ベッソンの「プレステージ！」 眼をこすって何度も見たが、確かにそうだ プレステージはコルネットやユーフォの最高峰として称されるグレードなんだけど、テナーにプレステージはない いや、あることはある ベッソンの技術者が、技術の粋を結集して試作品を作ったと聞いたことがある まだ世界に数本しかないはずなのだ 「イズディス、プレステージ？」 そう言うと、彼はいかにも満足そうに親指を立てて「ヤー」と言ってウインクした 世界に数台しか存在しない名器 彼はそんな楽器を持つ資格のある奏者なんだ[納得] 言い訳をする訳じゃないけど、合同の譜面がそろったのはこないだの日曜でほとんど初見に近く、綱渡りのような演奏をしてしまいました 合同リハ中も、彼は奏法やチューニングの仕方などをアドバイスしてくれる めちゃめちゃ緊張し、また楽しい練習でした そこで昼休み 近くのスーパーでお弁当とビールを買った 酒の力を借りたい訳じゃなしけど、飲まなきゃ吹っ切れて吹けないような気がした それから正装して写真撮影 開場の前に、ワイフがちび３と一緒にやって来た ワイフは、置き券の受付を手伝ってくれることになっている ワイフはニャンさんから要領を聞いて席についた ロビーを見てみると早くもお客様が並び始めている そして開演のベルは鳴った 第一部グリストのステージ  司会はいつものＦＭ宇治の近藤さん ２曲目はヤン・ヴァンデル・ローストの「カンタベリー・コラール」 この曲は、もともとパイプオルガン用のコラール とてもとても静かで、またある部分とても力強く、速度はゆっくり 非常に奏者泣かせで、その反面きっちりハマればこんな美しい曲もない 途中僕がソロを吹くフレーズもあり、思い入れは特に深い 上手く行ったかどうかは、お客様に判断していただくしかありません ４曲を吹き終え第一部は終了 第２部のユースのステージは客席から聴かせてもらいました もう、脳みそがしびれっぱなし  下手なコメントを書くとかえって失礼なのですが、ホルストの木星はどんなオーケストラよりも心の奥底に響きました そして休憩の後は第３部の合同演奏 朝からの合同リハのお陰で、初見状態からはなんとか離陸出来、楽しみながら吹きました １曲めは「軽騎兵」 誰でも一度は聴いたことがある、荘厳で軽快な曲 うちの福ちゃんがタクトを振ります(冒頭の写真のとおり) 次にエバンス氏に指揮は交替  指揮者とソロのミード氏の間に僕らしき奏者が見えます 途中、ハイランド讃歌(この曲は吹いたことがありますが、今回のはアレンジが全く違い、舞台上で初めて譜面を見ました)では、なんとバグパイプ奏者がテーマを演奏しながらステージに上がってきました  スコットランドの楽団と、パグパイプを交えて演奏できるなんて、もう感動！！！ 大歓声の中、舞台の幕は下りました それから、僕はお客様にあいさつしにロビーに出ました マイミクのとらちゃん、ひめちゃん、ネェやん、うぇにっちゃん おＫさん、Ａさん、ヌクヌクさん、にゃんこさん 25年来の悪友Ｋ美ちゃんと妹さん 職場の上司さん 城陽市音楽団の皆さん 吹奏楽団ドレミのみなさん かわいいアンパンマンの祝電をくれたのはマイミクで大阪vesper windsのハチ公さん 他にもたくさんの知り合いが来てくださっていました 本当にありがとうございました (まだ頭が半分眠っているので漏れている方がたくさんいらっしゃると思います、ごめんなさい) 終演後は、ユースの皆さんの主催のパーティ  パーティでもバグパイプの演奏や、それに合わせ民族衣装を着た女の子の美しすぎるダンス スタッフ(大人)のブラスアンサンブル これがまた、ウォーミングアップもしてないのにすごい そして全員でのダンス 僕の座ったのはスタッフ(ユースのＯＢか保護者の方か)のテーブルで、日本人は僕１人 脳みその中の薄っぺらい単語帳を駆使して話をしました  上の写真は、ハリー・ワトソンさんという方で、日本がとても街が美しく、感動したと言っていました また、ワトソンさんの奥さんは 「どうして日本では街でマスクをした人が多いの？」 と聞いてこられ、日本はアレルギーを持った人が多く、花粉や黄砂に敏感なことなどを話しました また、僕の楽器の経験は中学の３年くらいしかなく、四半世紀も寝ていたこと、再開して吹奏楽を３年してからブラスにハマったことなどをみんな身を乗り出して聞いてくれました そして、音楽に国境はない お互い言葉はすぐに分からなくても僕らには音楽があるじゃないか そして熱いハートがあるじゃないかという話になりました ワトソンさんは「ユーアー、マイペストフレンド、インジャパン」と言ってくれました そして最後は  元ユーフォニストの僕が、この世に神業というものはあるんだと知られたミード氏  また一緒に演奏しようと固く握手してくれたエバンス氏 とツーショットさせてもらい、感動、感動、大感動の１日が終わりました みんな、本当にありがとうございました スティーブン・ミード氏が撮影した昨日の様子です 演奏会の様子 ↑ 前半はグラスとのリハーサル 本番では黒服を着ているのがグリストです 途中ミードさんの説明がありますが、その時にバックで演奏しているのが合同演奏の「軽騎兵」、指揮は福ちゃんです パーティの様子です ↑ スカートをはいて詩を吟じているのが、友達になったハリー・ワトソンさんです お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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